MLBワールドシリーズ優勝の夢を叶えたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30)に、韓国も驚きを隠せない様子だ。
ドジャースは10月31日(日本時間)、敵地ヤンキー・スタジアムで行われたワールドシリーズ第5戦でニューヨーク・ヤンキースに7-6の逆転勝利を収めた。
4回終了時まで5点差を付けられていたドジャースは、続く5回に相手の守備のミスから生まれたチャンスを逃さず、一挙5得点のビッグイニングで同点に。
その後、6回に再び1点を奪われたが、8回にギャビン・ラックス(26)とムーキー・ベッツ(32)の犠打2本で逆転した。
先発投手のジャック・フラハーティ(29)は早期降板を強いられたが、クローザーのウォーカー・ビューラー(30)まで計8人の投手を総動員した“マシンガン継投”で、見事優勝を成し遂げた。
シリーズ戦績4勝1敗でヤンキースを制したドジャースは、1955年、1959年、1963年、1965年、1981年、1988年、2020年に続き4年ぶりに、球団歴代8度目のワールドシリーズ優勝を果たした。
ただ、新型コロナウイルス感染症の影響で縮小開催された2020年を除く“フルシーズン”としては、1988年以来36年ぶりだ。
一方、史上最多27回のワールドシリーズ優勝歴を誇るヤンキースは、2009年以来15年ぶりの王座獲得を狙ったが、ドジャースの厚い壁に阻まれる形となった。
なお、大谷は今回の試合で4打数無安打1三振と沈黙したが、6-6の同点で迎えた8回一死一、三塁の5打席目で、打撃妨害によって一塁に出塁。これで一死満塁とチャンスなり、後続のベッツの犠打で決勝点が生まれた。
第2戦で左肩を亜脱臼した影響もあり、ワールドシリーズ5試合で通算打率0.105(19打数2安打)、OPS(出塁率+長打率)0.385と振るわなかったが、チームメイトたちの活躍にも助けられ、“ワールドシリーズ制覇”という悲願を達成した。
ちなみに、ドジャースのワールドシリーズ優勝は韓国国内でも速報級で報じられており、「オオタニ、7億ドル“ジャックポット”→結婚→前代未聞“50-50”→ワールドシリーズ優勝…1年ですべて成し遂げた」(経済メディア『亜州経済』)、「オオタニがついに王座に就いた」(ネットメディア『スポーツ韓国』)、「オオタニのが夢を叶えた!」(スポーツ紙『スポーツ朝鮮』)など、各社が祝福を伝えている。
前へ
次へ