ロシア美女が北朝鮮のピョンヤン・ゴルフ場に出没し、いわくつきの韓国製ゴルフ用品が発見されことをご存じだろうか。
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そのゴルフ用品とは、2007年に南北民間交流の活性化のために韓国内のゴルフ用品メーカーが北朝鮮に寄贈したものと推定される。
アメリカ政府系放送の自由アジア放送（RFA）が8月28日に伝えたところによると、北朝鮮在住のロシア人女性ビクトリアさんは先月、自身のインスタグラムなどのSNSアカウントにピョンヤンのゴルフ場でゴルフをする映像を公開した。
映像の中でビクトリアさんは北朝鮮のキャディーからコーチを受け、クラブハウスの内部を見て回った。ゴルフカートに乗ってコース内を散策。ゴルフ場周辺にはヤギなど野生動物の姿が盛り込まれたりもした。
その映像の中に韓国のゴルフ用品ブランド「ランスフィールド」のゴルフバッグが映り込んでいた。ビクトリアさんがキャディーとラウンドを回る時に利用したゴルフカートに、ランスフィールドの文字が入ったゴルフバッグが載っていたのだ。
それは2007年5月、ランスフィールドが北朝鮮に寄贈したものと推定される。実際、ランスフィールドのヤン・ジョンム代表は当時、南北民間交流活性化のために用意された「2007ピョンヤン-ナムポ統一自転車競技大会」期間中に北朝鮮を訪問し、ピョンヤン・ゴルフ場に2種類のゴルフクラブ30セットを寄贈したという。
今回ビクトリアさんの映像の中で捉えられたゴルフクラブは、そのときのものと思われる。同社のゴルフ用品は2015年10月にも北朝鮮で確認されたことがある。
ビクトリアさんはこれまで、北朝鮮を観光しながら様々な広報映像を掲載している。今年1月には江原道・元山（カンウォンド・ウォンサン）近くにある馬息嶺（マシクリョン）スキー場でスキーをする姿を公開。ピョンヤンの街のあちこちを散歩する映像も掲載した。ビクトリアさんはモスクワに住んでいたが、昨年11月から北朝鮮に居住していると推測される。
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