北朝鮮が韓国に放った汚物風船は、約350個にも達していたことがわかった。
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6月24日、北朝鮮は韓国に風船を散布。翌25日、韓国合同参謀本部によると、同日9時時点で韓国軍が識別した汚物風船は350個余りと集計された。このうち、約100個が京畿(キョンギ)北部、ソウルの都市部に落ちていたという。
軍関係者は、「現在、北朝鮮は風船を飛ばしておらず、空中で識別されているものはない」と話す。風船の中身は以前と同様に紙屑などのゴミがほとんどで、危険物質などはなかったと付け加えている。
合同参謀本部は、「韓国軍は対北朝鮮心理戦放送を直ちに施行する準備ができている」とし、「戦略的、作戦的状況によって柔軟に施行する」と述べた。続いて「これは北朝鮮の行動にかかっている」と付け加えた。
なお、韓国の対北朝鮮団体が撒いたビラに反発し、去る5月28日から6月9日まで、ゴミや汚物を入れた風船を4回にわたって散布した。
韓国軍は対抗措置として、6月9日に南北の軍事境界線付近で約6年ぶりとなる対北朝鮮拡声器放送を実施。汚物風船を検査した結果、回虫、糞線虫などの寄生虫が多数発見された。
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