わずか0.8%差…韓国大統領選を制した野党ユン・ソギョル氏、「国民に仕える」と意気込み【全文】

2022年03月10日 社会 #韓国政治

3月10日、第20代韓国大統領選挙で当選した保守系野党「国民の力」のユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領が、当選の挨拶を伝えた。

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総投票率77.1%という高い参加率の中で行われた今回の大統領選挙で、ユン次期大統領と与党「共に民主党」イ・ジェミョン(李在明)候補は、投票終了後も7時間以上張り詰めた接戦を続け、勝負を完全に決めることができなかった。

最終的には、全体開票が98%に達した4時ごろ、48.58%(1592万票)を確定したユン候補側に軍配が上がった。だが、イ候補も47.81%(1567万票)を得ており、得票差は0.8%(25万票)に過ぎなかった。

(写真=国会写真記者団)ガッツポーズで喜ぶユン・ソギョル氏

当選が確定したユン次期大統領は本日未明、国会図書館に設けられた「国民の力」の開票状況室を訪れ、感謝の挨拶を伝えた。

ユン次期大統領の挨拶全文は、以下の通り。

皆様が一緒に頑張ってくださった国民の力の党役員、議員の皆様に、本当に深く感謝し、とても熱い情熱的なレースだったと思います。

この過程を経て多くのことを感じ、学び、そして今日のこの結果は、私と我が国民の力、そしてアン・チョルス(安哲秀)代表とともに国民の党の勝利というよりは、偉大な国民の勝利ではないかと思います。

そして、最後まで一緒に頑張ってくれた民主党のイ・ジェミョン候補、正義党のシム・サンジョン(沈相奵)候補のお二人にも感謝の意を表し、また結果は出せなかったものの、大韓民国の政治発展に我々皆がともに大きく貢献したという点で、その価値を高く評価したいと思います。

本当に、この選挙運動をしながら多くのことを学びました。

国のリーダーになるために必要なことは何か、また国民の声に耳を傾けるべきかなど、多くのことを学び、選挙戦や競争は全て国民のためのことで、競争は一旦終わり、私たち皆が力を合わせて、私たち国民と大韓民国の上で皆が一つにならなければならないと思います。

今後、当選者の身分で新政府を準備し、大統領職を正式に担うことになれば、憲法精神を尊重し、議会を尊重し、野党とガバナンスを行い、国民に仕えるようにします。

そして、わが国民の力と国民の党が、早いうちに合併を終わらせ、さらに外延を広げて、より広い国民の支持を受け、国民の意見を傾聴する立派で成熟した政党になるよう、ともに努力し、また私もよろしくお願いいたします。

暑い夏から、みんなで汗を流しながら、また寒さに震えながらこうしてみんなで一緒に走ってくださった皆さんに本当に感謝しています。

また、不十分な私をこうして見守って応援してくださった国民の皆さんに感謝いたします。ちゃんと応えます。

ありがとうございます。

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