大韓航空は6月29日 アメリカの航空専門媒体であるAir Transport World(以下、ATW誌)の「Airline of the Year 2021」に選定されたと発表した。
ATW誌は世界的に権威と伝統ある民間航空業界の月刊誌で、「Airline of the Year 」はATW誌の編集長とアナリストなどで構成された審査グループが、財務状況、事業、顧客サービス、持続可能性、安全などの項目を総合的に評価し決定される賞で、1974年より毎年その年の最高の航空会社が選定されている。
今回大韓航空が受賞した理由は、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、2020年第二四半期から2021年第一四半期まで4期連続で営業利益を達成したことが挙げられた。
特に旅客運航が減少する状況において旅客機を貨物機に改造しての運航や、大型貨物機材の稼働率を上げるなど、航空貨物市場においての積極的な取り組みが高評価となったようだ。
また新型コロナウイルスの感染対策にも注目し、徹底した機内消毒、非対面チェックインの活性化、カウンターでのオリジナル衛生用品キット「Care First Kit」の提供、搭乗前の発熱チェック、機内食の衛生強化など、「Care First」という当社の感染予防プログラムを全社において細部まで徹底した事が高く評価されたという。
チョ・ウォンテ韓進グループ会長は「新型コロナウイルスという厳しい状況下で、ATW誌のAirline of the Yearに選ばれたことを大変名誉に思います。今回の決定は安全な運航のために世界中で努力してくれた従業員の努力のお陰だと思います。今後もお客様へ安全で快適なサービスをご提供できるよう、努力を続けて参ります」と述べている。
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