数百人が見守るライブ放送で当事者の同意無しにわいせつ行為を行ったインターネット放送BJ(放送主)が、罰金刑を言い渡された。
釜山(プサン)地裁東部支院刑事5単独は、セクハラや脅迫などの罪で起訴された40代の男性被告に対し、罰金300万ウォン(約30万円)の判決を言い渡した。
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また裁判所は40時間の性暴力治療プログラム履修と、児童・青少年関連機関と障害者福祉施設にそれぞれ3年間就業制限を命じた。
被告は2020年7月16日18時ごろ、釜山市海雲台(ブサンシ・ヘウンデグ)区の路地でユーチューブチャンネルの参加者としてカメラの前に立ったAさんの体の主要部位を握りしめたとして裁判にかけられた。
容疑者はAさんが驚いてのけぞったにもかかわらず、さらに2度にわたり体をつかんで強制わいせつ行為をしたという。容疑者は同月21日にもユーチューブのゲストとして出演したBさんの体を掴むなど、繰り返しセクハラをした疑いが持たれている。
当時容疑者が行っていた生放送は、リアルタイムでの視聴者が約700人もいたという。Aさんはこれと関連し、「再放送まで合わせると、約4万人がセクハラを受ける場面を見た」と主張した。
その後、Aさんはセクハラと脅迫の疑いで容疑者を告訴した。
同地裁は判決理由について、「容疑者の行為は男性の意思に反して発生したもので、わいせつ回数が少なくない」としつつ、「容疑者は過ちを反省しており、被害者と合意した点などを考慮し、罰金刑を言い渡した」と述べた
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