生後16カ月の養子チョンインちゃんを虐待して死亡させた容疑を受けていた養母チャン氏が、1審で無期懲役を言い渡された。
ソウル南部地方裁判所・刑事13部(イ・サンジュ部長判事)は5月14日、殺人などの容疑で起訴されたチャン氏の宣告公判で「主位的な公訴事実(主な犯罪事実)である殺人容疑が有罪と認められる」とし、無期懲役を宣告した。
チャン氏と一緒に起訴された養父アン氏には、懲役5年が宣告された。
裁判所は、養母チャン氏について「自分に対する防御能力がまったくない16カ月の女の子の腹部を強く踏みつけ、生命維持に重要な臓器が位置し、足で踏めば死亡の結果が生じることもありえることを十分に認識していたり、予見したりしていたと見なければならない」とし、「少なくとも殺人の未必の故意はあったと見なければならない」と述べた。
チャン氏は2020年6月から10月まで迎え入れたチョンインちゃんを常習的に暴行・虐待し、同年10月13日、腹部に強い衝撃を与えて死亡させた容疑で拘束起訴された。アン氏はチョンインちゃんを虐待し、妻の暴行を幇助した容疑(児童福祉法違反など)で裁判を受けていた。
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先立って検察は結審公判でチャン氏に死刑を、アン氏に懲役7年6カ月を求刑した。
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