韓国で医療崩壊の危機…新規感染者急増で「医療システムが限界に到達する危険な状況」

韓国で新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、医療崩壊の危機が迫っている。

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12月10日午前0時基準、韓国の新規感染者数は682人に上った。過去2番目の多さ(686人)を記録した前日に続き、非常に高い数字だ。そのうち地域発生が646人、海外からの流入が36人。韓国の累計感染者数は4万98人に増加した。

韓国中央災難安全対策本部パク・ヌンフ1次長は12月10日、同本部会議の冒頭発言で「間もなく防疫や医療システムの対応能力が限界に到達する危険な状況だ」と伝えた。

パク次長は「日常の中に深く根ざした新型コロナは、寒くなった気温、活動量が多い青壮年層を中心に無症状での連鎖感染を起こし、大規模に広がっている」とし、「目に見えないウイルスとの戦いを終えるためには、私たち全員が今より徹底的に社会的距離確保と防疫守則の実践に努めなければならない」と強調した。

彼は「“第3波”を主導している首都圏の感染拡大を遮断するために、使用可能なリソースを総動員している」とし、「何よりも生活治療センターと重症患者病床を十分に確保して、適切な治療を適時受けられるように最善の努力を尽くす」と述べた。

韓国政府は前日に行われた“新型コロナ首都圏防疫状況の緊急点検会議”を通じて、首都圏で望む人は誰でも症状の有無、疫学的な関連性と関係なく、コロナ診断検査を受けられるようにし、そのために大学街やソウル駅など150カ所に臨時選別診療所を設置すると発表した。

また携帯電話の番号だけを提供して検査を受けることができる“匿名検査”を導入し、軍の兵力まで動員して疫学調査の人材を大幅に拡充することも決まった。

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