韓国で新型コロナが再び感染拡大しているなか、9月1日に発表された新規感染者数が235人となり、韓国の累積感染者数が2万人を突破した。
統計上の流れを見ると、新規感染者数は8月27日(441人)に400人台まで急増した後、8月28日371人→8月29日323人→8月30日299人→8月31日248人→9月1日235人と、若干の減少傾向を見せているが、未だに200人台の感染者が出ていて予断を許さない状況だ。
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特にソウル城北(ソンブク)区のサラン第一教会や、光復節(8月15日)の集会などをきっかけに連日、感染者が増加しており、新たな集団感染も散発的に発生している。新規感染者数が再び急増する不安が残る。
さらに重症患者が連日増えて100人を超え、防疫当局に赤信号が灯った。
韓国中央防疫対策本部は9月1日0時基準で、新型コロナ新規感染者が235人増え、累積感染者数が2万182人になったと発表した。韓国で初めて感染者が報告された1月20日以降、225日で累積感染者数が2万人を超えた。
新規感染者数は前日(248人)に比べて13人減少したが、ソウルなど首都圏の集団感染が本格化した8月14日以降、3桁台が続いている。
8月14日から一日の新規感染者数は103人→166人→279人→197人→246人→297人→288人→324人→332人→397人→266人→280人→320人→441人→371人→323人→299人→248人→235人となっており、この期間に発生した新規感染者は計5412人だ。
つまり、この期間に発生した感染者が韓国の累積感染者の4分の1以上(26.8%)に達しているということになる。
9月1日に発表された新規感染者235人の感染経路をみると、海外流入13人を除く、222人が地域から発生した。
地域発生の感染者の分布を見ると、ソウル93人、京畿60人、仁川22人と首都圏から175人が報告された。主な感染事例を見ると、前日正午基準でサラン第一教会関連の感染者数が1056人に増えた。また去る8月15日にソウル光化門などで開かれた大規模集会関連も計399人で、全国14の市道から感染者が報告されている。
一方、死亡者は増えず、計324人のままだった。
ただ重症患者は104人で、3桁台に入った。重症患者数は8月18日以降、着実に増加している。日別に見ると、9人→12人→12人→18人→24人→29人→31人→37人→42人→46人→58人→64人→70人→79人→104人で、半月の間に11倍以上に急増した。
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