“金正恩死亡説”を主張の脱北者たちを公開批判、「無責任だ」と青瓦台

2020年05月02日 社会 #韓国政治 #北朝鮮

青瓦台(韓国の大統領府の通称)が金正恩(キム·ジョンウン)健康異常説を提起した未来統合党の当選者について「無責任な発言だった」と公開批判した。

青瓦台関係者はこの日、聯合ニュースとの電話インタビューで「過去にも金委員長が20日近く、あるいはそれ以上の期間、姿を見せなかったのが1度や2度ではなかった」とし「(特異な動向はないと言ってきた大統領府としては)金委員長が20日ぶりに公開行動に姿を見せたのは当然」と付け加えた。

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約20日間、公の場に姿を現さず、重病説に続き死亡説も囁かれた北朝鮮の金正恩委員長は5月2日、公式の席に登場し、世間の噂を一蹴した。 

結局、先月4月21日にアメリカのCNNが金正恩重病説を提起して以来、約10日間続いた各種説が虚偽であったことが明らかになったのだ。

この過程で、脱北者出身の未来統合党のテ・グミン氏をはじめ、未来韓国党比例代表のチ・ソンホ氏らが金委員長に対して危篤説と死亡説を継続して提起したことについても批判を続けた。

テ氏は先月4月28日、アメリカのCNN放送とのインタビューで「1つ明らかなことは、金委員長が自ら立ち上がったり、まともに歩けない状態だということ」と述べ、チ氏は5月1日、匿名の消息筋から聞いたとして「金委員長の死亡を99%、確信する。今週末に葬儀が行われる」と主張していた。

青瓦台関係者は「テ氏とチ氏らの言及は無責任な発言だった。政府の公式立場に反する"死亡説"や"危急説"などを主張するには、根拠を持って責任を持たせなければならなかった」と強調した。

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は5月2日、金委員長が前日、平安南道(ピョンアン・ナムド)順天(スンチョン)の肥料工場の竣工式に出席したと報じた。 

金委員長が公開行動に出たのは、先月4月11日に平壌(ピョンヤン)の労働党中央委本部庁舍で党政治局会議を主宰して以来、21日ぶりだ。

金委員長は先月4月15日、政権獲得後初めて金日成(キム·イルソン)主席の誕生日に錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝しなかったことで、健康に問題が生じた可能性が提起され、一部では死亡説まで流れていた。

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