韓国で、新型コロナウイルス感染防止のための“自己隔離規則”を違反した者に対する処罰が大幅に強化される。
最近、自宅隔離対象者の相次ぐ逸脱で地域感染が拡大したことを受け、「無寛容原則による強力処罰」を予告している。
感染病の予防および管理に関する法律の改正によって、韓国では4月5日から防疫当局の入院または隔離指針に違反した者は、1年以下の懲役または1000万ウォン(約100万円)以下の罰金刑に処される。
300万ウォン(約30万円)以下の罰金を科すという従来の規定に比べれば、処罰のレベルが一層強まった。
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防疫当局が定めた隔離対象者は、新型コロナウイルス感染の疑いの症状があるか、選別診療所で検診を受けた場合、感染者と接触した人などだ。
4月1日からは、海外から入国したすべての韓国人・外国人は入国後、2週間の隔離対象となっている。
そのため韓国では自宅隔離中の人が4月2日時点で、2万7000人に上る。そのうち海外から入国して隔離されている人が約2万人である。
最近、隔離指針を破って外出し、当局に摘発された事例が相次いでいるなか、当局は彼らを規定に従って厳重に処罰する方針だ。
全羅北道の群山(クンサン)では4月3日、ベトナム国籍の留学生3人が自家隔離場所に携帯電話を置いて外出していたところを、当局の有線電話の点検過程で摘発された。
釜山(プサン)では、感染者に接触して自宅隔離通達を受けた50代の女性が、指針を破って家から出て公園を散歩し、警察と自治体の取り締まりを受けた。
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