韓国関税庁は1月23日、昨年11月の1カ月間、国内に輸入される物品を集中的に取り締まり、“偽ブランド品”14万2930点を摘発したと発表した。
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内訳としては衣類が5万7000点(40.2%)で最多となり、文具類(2万3000点、16.4%)、アクセサリー(2万点、14.1%)と続いた。
国別では、8万9000点(62.3%)で中国が最多となり、香港(3万9000点、27.5%)、ベトナム(1万4000点、10.0%)の順となっている。
関税庁はこのうち、肌に直接触れる83製品の成分を分析した結果、25点から基準値を超過する鉛、カドミウムなどの発ガン物質が検出されたとも伝えている。
ルイ・ヴィトン、ディオール、シャネルなど人気ハイブランドの偽イヤリング24点のうち、20(83%)からカドミウムが検出。このうち3つは、基準値を超過する鉛も一緒に検出されたという。
関税庁はカドミウムが検出された20点のうち15点が基準値の600%以上だったとし、製品製造時に主成分として使用されていたことが判明した。
このような大規模な摘発について、関税庁は「偽物の流通と消費が、知識財産権侵害の問題で終わるのではなく、国民の健康を深刻に脅かす恐れがある」と指摘している。
今回摘発された製品には、カカオのキーホルダーやサムスン電子のイヤホンなど、韓国企業の製品462点も含まれていた。関税庁は、国内ブランドの偽物が本物に偽装されて販売される可能性があるとし、注意を呼びかけた。
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