オミクロン株に加え5000人規模で感染の韓国、ウィズコロナから一転して防疫強化を発表

韓国では新型コロナの猛威が止まらない上に、新型株の感染者が増えつつある。

【注目】ウィズコロナが裏目…新規感染者5000人超え、過去最多

中央防疫対策本部は12月3日0時基準で、新規感染者は4944人増え、累計46万2555人に上ると発表した。

前日の5266人よりは322人少なく、5000人を下回ったが、1週間前の11月26日に記録した3896人より1048人も多い。コロナ禍以降3番目に多い人数となった。

重症患者は前日より3人増加した736人で、3日連続700人台を維持し、最多を更新した。 死者も前日より34人増え、累計3739人となっている。韓国内の累計致死率は0.81%だ。

なお、前日(12月2日17時基準)の全国重症患者病床稼働率は79.2%と集計された。首都圏はこれよりも高い88.1%となっている。地域別ではソウルが89.9%、京畿(キョンギ)が85.2%、仁川(インチョン)が91.1%だ。

夜のソウル

同日、新規確認者の感染経路を見ると、地域発生が4923人、海外流入が21人だ。 地域発生の場合、ソウルが294人、京畿道(キョンギド)1464人、仁川(インチョン)306人の計3864人(78.5%)だ。

直近1週間(11月27日~12月3日)に発生した新規感染者は、日別に4067人→3925人→3308人→3032人→5123人→5265人→4944人と推移している。

従来のコロナ感染が収まらない中、1日に韓国国内でもオミクロン株が確認されたのに続き、2日には1人追加され、累計感染者は6人となった。

11月1日からウィズコロナに乗り出した韓国だが、5000人規模の流行に加えて変異ウイルスの懸念も重なり、政府は再び防疫措置の強化に乗り出した。

同日午前の中央災難安全対策本部会議では、来週から4週間にわたって私的な集まりの許容人数を減らし(首都圏で6人、非首都圏で8人)、一部施設にだけ適用されていた「防疫パス」(接種証明・音声確認制度)を食堂やカフェなど大多数の施設にまで拡大するなどの防疫強化措置が発表された。

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