韓国スタバの従業員がトラックデモ開始「パートナーの声を黙殺するな!」

2021年10月07日 社会

スターバックス・コリア職員の業務過多問題と関連し、スターバックスのパートナー(従業員)らがトラックデモに突入した。

これらの団体は、10月8日までトラックデモを通じて本社の不当性を知らせ、「業務過多を誘発する過度なイベントの中止」「処遇の改善」などを要求する方針だ。

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10月7日、会社員の匿名コミュニティ「ブラインド」でスターバックス・コリアの社員が共有した内容によると、彼らは同日と翌日8日の10~18時にかけて、ソウル市内のスターバックス店舗前、本社前などを巡回するトラックデモを行う。

現場の悲痛な叫び

デモは2台のトラックで行われ、ソウル江南(カンナム)と江北(カンブク)地域の主要店舗を巡回。パートナーは直接参加せず、広告代理店が契約した経路通り、デモのメッセージを盛り込んだトラックが一部パートナーたちの要求事項を伝え、市民らに知らせる。トラックの電光掲示板には、職員らの要求事項が掲載されるという。

彼らは「私たちは1年中行うマーケティングイベントよりも、毎日のコーヒーを売りたいです」「スターバックス・パートナーは使い捨て消耗品ではありません」「スターバックス・コリアは、創立22年で初めて声を出すパートナーの声を黙殺しないでください」「No More Treat Partners As Expendables(これ以上パートナーを消耗品として扱うな)」「スターバックス・コリアは、現場パートナーの顧客サービス価値に見合う賃金を払え」「5坪足らずの従業員の休憩スペース、スターバックスのパートナーは毎日モップの横で食事をします」などの言葉で、不当な処遇を市民に知らせる。

代表が謝罪する事態に

トラブルの発端は、去る9月28日に行われた「リユーザブル・カップ・デー」だった。これは、繰り返し使えるプラカップを無料で提供するイベントだったのだが、これにより全国の売り場に一度に多くの客が集まり混乱が巻き起こった。

スターバックス・コリアの社員は「ここ数年間、現場で人手不足の問題を抱えて会社を運営し、パートナーが消耗品扱いされた直接的な原因を提供したことを認め、人材難を解消できる方策を具体的に提示し、改善することを求める」と明らかにしているという。

そしてスターバックス・コリアのソン・ホソプ代表は全社員へのメールで公式に謝罪。「先月28日のリユーザブル・カップ企画中に、予想できなかった準備過程の不備で、業務に過重さと大きな負担をかけた」とし、「誠実な謝罪の気持ちを伝える」と述べた。

それとともに「定型化したプロモーション改善、採用の弾力性確保、組織改編を通じたコミュニケーションチャンネルの強化を並行していく方針」と伝えている。

スターバックス側もこれに対し「(リユーザブル・カップイベントに)予想より多くの顧客が訪問し、パートナーの業務に困難があったことをよく知っている。パートナーの意見と苦情に労使協議体を通じて傾聴し、業務に対する支障を改善していく」と語った。

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