韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、国内における新型コロナウイルスのワクチン接種のスピードが速度を増しているとし、国民たちに積極的な接種参加を呼びかけた。
文大統領は5月29日、SNSを通じて「ワクチン接種に速度が出ている。2日間で120万人がワクチン接種を受け、昨日まで全人口の10.2%にあたる523万人以上の国民がワクチンを接種した。予約率も上がっている。非常に良いことだ」とした。
続いて文大統領は「防疫でもそうだったように、ワクチン接種でも韓国は高いIT技術力を活用した行政力を見せている。他国では受けにくいモバイル端末を活用した“残余ワクチン予約サービス”が代表的」とし、「ワクチン接種率をさらに高め、残余ワクチンが少しでも出ないよう防ぐのに大きく役立つ」と期待した。
また、「ワクチン導入は計画通り滞りなく進められており、より多くの物量を導入するための追加協議も進行中だ。国民の積極的な接種参加にかかっている」と強調した。
なお、文大統領は「接種が増えれば、防疫の負担を減らすことができるが、まだ油断は禁物だ。一定の時期までは防疫規則の遵守が必須であることを心がけ、政府は日常回復の日まで防疫と接種に最善を尽くす」と付け加えた。
前へ
次へ