NewJeans所属事務所ADORのミン・ヒジン代表が2度目の記者会見を開いた。
ミン・ヒジン代表は本日14時30分より、ソウル鍾路（チョンノ）区の韓国プレスセンター19階で、ADOR臨時株主総会に関する緊急記者会見を開いた。4月25日の会見以来、2度目だ。
この場でミン・ヒジン代表は、「今回は勝訴して挨拶できるので気持ちが軽い。今日、記者会見を開くことになった理由は色々あるが、ひとまず私たちの状況、私の考えを申し上げるのが良いと思い、することになった」と切り出した。
続いて、「先に挨拶をしたい。私の人生にとってあまりにも大変なことでもあり、二度とないことを願うことでもあった。私には大変な時間だったが、とにかく、とても感謝する方々が多く、私はその方々に感謝の挨拶をしたい。私の知り合いや応援してくださった方々、周りの方々よりも、私のことを知らないのに、見ず知らずの人を応援してくださって感謝する。もちろん、良い話ばかりではないが、この感謝をどう表現すればいいか分からない」と涙を見せた。
そして、「私はHYBEの子会社の社長でもあるが、私の最初の身分はADORの代表理事だ。ところが、ADORの代表取締役としての役割が、子会社社長の役割と利害衝突になる時がある。“ADORの背任”と話した時、どうしたらADORの背任になるのかと思った。私の最初の本分は、ADOR代表としての役割を遂行することだ。解決しなければならない宿題がたくさん残っているので、そのような部分に対する私の計画を申し上げる」と明らかにした。
「私が申し上げたいことは、私は個人的には濡れ衣を晴らしたので、かなり身軽ということはある。本当に罪があるかないかは別として、誰かが問題提起をすることになれば、相手は当然罪人になるしかない。それは望ましくない状況だと思って仮処分申請をしたのだ。このように処分されたので、個人的には大きな荷物を下ろしたと気分がする。しきりに誤解したり変に思ったりする方々もいるようだが、職位に対する欲、お金に対する欲自体がこの紛争の要因ではなかった」と説明した。
さらに、「個人的な濡れ衣が晴れた状況で、もう少し自由な選択ができるが、私が望むことは、NewJeansというチームで、私が成し遂げたかった、私たちのメンバーと成し遂げたかったビジョンを叶えたいという希望がとても大きい。私は正直に言って、お金と交換することもできる。私たちにとっては、ともに挑戦してみると決めたビジョンがもっと重要だ」と訴えた。
それとともに、「私が解任される要件がなければ、ビジョンが折れる恐れがあるということ自体があまりにも大きな苦痛だ。経済的にも大きな被害だと思う。東京ドーム公演を6月に準備していて、来年のワールドツアーを準備していた。トラックリスト確保のために年末にアルバムを準備していた。1カ月余りの紛争のため混乱した」と吐露し、「私はNewJeansとすることにした一連の計画を、遂行させてほしいという話をしたい。私もたくさん傷ついたし、彼女たちもたくさん傷ついたと思う。私のスタイルとしては、このまますべてを0に戻して仕事をしたい」と話した。
先立って30日、ソウル中央地裁・民事合議50部（キム・サンフン裁判長）は、ミン・ヒジン代表がHYBEを相手に提起した議決権行使禁止仮処分訴訟で、「現在まで提出された主張と資料だけでは、HYBEが主張する（ミン代表の）解任事由や辞任事由が十分に疎明されていないと判断する」として、ミン代表の仮処分申請を認める決定を下した。
これにより、ミン・ヒジン代表はADOR代表の座を確保することになったが、ADORの持分80％を保有しているHYBEは、臨時株主総会でミン・ヒジン側の社内理事であるシン副代表とキム理事を解任し、自社内部役員であるキム・ジュヨンCHRO（最高人事責任者）、イ・ジェサンCSO（最高戦略責任者）、イ・ギョンジュンCFO（最高財務責任者）をADORの新社内理事に選任した。
ミン・ヒジン代表側は、「ほかの2人の理事も解任されてはならない」と声を高めたものの、阻止することはできなかった。
これにより、ADOR理事会は去る4月22日にHYBEが経営権奪取疑惑を提起、監査に着手してから39日目にして、1対3の構図でHYBE側に移ることになった。
結局、ミン代表は自身に反対するHYBE側の社内理事3人と「不便な同居」をしなければならない状況となった。
HYBEは社内の事情に詳しい3人の内部役員をADORの社内理事に選任することで、傘下レーベルの騒動を落ち着かせ、新ダブルシングル『Hot Sweet』でカムバックしたADOR所属グループNewJeansの支援に乗り出すものと見られる。
なお、開始から約1時間が経過した今も会見は続いている。
■【比較写真】“男性誌”の女性モデル、ミン代表会見をパロディ
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