「水原一平を想起させる」とも言われた韓国人気歌手の元マネの裏切り 当人は“相棒”への処罰を望まず

2025年12月13日 話題

歌手のソン・シギョンが、業務上横領の疑いで告発されていた元マネージャーに対し、処罰を求めない意思を示したことが明らかになった。

「大谷翔平を想起させる」ソン・シギョン元マネ

12月12日、ソウル・永登浦警察署によると、元マネージャーA氏に対する業務上横領容疑について、警察は不送致を決定し、捜査を終結したという。

警察は「被害者であるソン・シギョンの所属事務所関係者と連絡を取ったが、被害者側がA氏の処罰を望んでおらず、これ以上の捜査を希望しないという意思を示した」と説明。さらに「A氏の嫌疑を断定することは難しく、捜査を継続しても不送致の判断が明白であるため、これ以上捜査を続ける必要はないと判断した」と付け加えた。

水原一平、大谷翔平
(写真提供=OSEN)元通訳の水原一平(左)と大谷翔平。2024年3月撮影

ソン・シギョンの所属事務所SKジェウォンも同日、公式コメントを発表し、「当社は本件について慎重に対応してきたが、身元不明の第三者が永登浦警察署に告訴状を提出していた事実を確認した」と明らかにした。

続けて「SKジェウォンは長年にわたり信頼関係を築いてきた元マネージャーとの件であるだけに、今回の状況が円満に収束することを願っている」としつつ、「しかし、何よりも重要なのは被害を受けた方々の状況回復であると判断しており、各当事者が望む方法に沿って謝罪や補償が行われるよう、積極的に協力していく予定だ」と説明した。

また最後に、「本件に関して事実と異なる憶測や過度な解釈が広がらないよう、丁重にお願いしたい」と呼びかけている。

ソン・シギョンは結婚式費用まで支援するほど家族同然に信頼していた元マネージャーのA氏から、数億ウォン(日本円で数千万円規模)にのぼる金銭的被害を受けていた事実が明らかになり、世間に大きな衝撃を与えていた。

発覚当時、SKジェウォンは「ソン・シギョンの元マネージャーは在職中、業務遂行の過程で会社の信頼を裏切る行為を行っていたことが確認された。内部調査を通じて事案の深刻性を認識し、正確な被害範囲を確認している段階であり、当該社員はすでに退社している」と説明していた。

ソン・シギョン
(写真提供=OSEN)ソン・シギョン

この元マネージャーは、約20年にわたりソン・シギョンの公演、テレビ出演、広告、イベントなど実務全般を担当してきた人物で、関係者用チケットを不正に流通させて販売する手口で数億ウォンを横領したとされ、強い非難を浴びた。

その後、A氏は第三者によって告発されることに。12月10日にソウル・永登浦警察署に提出された告発状には、「ソン・シギョン事件は、アメリカ全土で話題となった“大谷翔平の通訳”の事件を想起させる。著名人の信頼を悪用して私益を追求する行為は、断固として処罰されるべきだ」「ソン・シギョンの業界内での地位を考慮すると、被害額は少なくないと予想されるだけに、捜査機関が徹底した捜査を行い、特定経済犯罪加重処罰法の適用可否まで綿密に検討し、厳正に処理してほしい」と記されていた。

しかし、ソン・シギョン側が円満な解決を望んだことで、最終的に刑事処罰は見送られる形となった。

Netflixバラエティ『隣の国のグルメイト』で俳優・松重豊と共演するなど、日本での活動も増えているソン・シギョン。今回の騒動を経て、今後の動向にも注目が集まりそうだ。

「大谷翔平を想起させる」裏切りのソン・シギョン元マネージャー

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