パフォーマンスから観客との呼吸まで非の打ち所のない完璧な雪辱、それが答えだった。
ガールズグループLE SSERAFIMが4月20日(現地時間)、アメリカ最大級の音楽フェスティバル「Coachella Valley Music and Arts Festival」(コーチェラ)のステージで2回目の公演を行った。
コーチェラは1999年に始まったアメリカ最大規模の音楽フェスで、毎年20万人以上の観客が集まる。LE SSERAFIMは4月13日の同じステージに立ち、韓国アーティストとしては、デビューから最短期間でコーチェラ単独公演を行ったアーティストになった。
しかし4月13日の最初の公演をめぐって、議論が巻き起こった。YouTubeを通じてコーチェラのステージを視聴したファンらが、ライブでの実力不足を指摘したのだ。
オンライン上では、LE SSERAFIMのとあるメンバーが今回のステージで歌う姿を10秒ほどの短い動画で切り取り、「音離脱」とタイトルをつけて批判したりもした。また、失敗シーンだけを切り取って編集された映像も見られた。
それに対して「がっかりする」「これが最善だったのか」「かなり緊張したようだ」「BTSを育てたHYBEの名声に泥を塗っている」「以前からライブの実力は議論になっていたが、振り付けを減らしてでもボーカルに気を使うべきだったのではないか」といった意見が散見された。
一方で『ビルボード』は「LE SSERAFIMは大規模なステージで情熱的な舞台を繰り広げ、10曲のセットリストの間、観客を踊らせた。LE SSERAFIMによって、ホットでおもしろい新しい時代が開かれるだろう」と評価。『NME』「LE SSERAFIMがデビュー2周年を控え、韓国アーティストとしては最短期間でコーチェラに立った。この記録は、メンバー5人が音楽界に及ぼした影響力を示している。彼女たちは40分でステージを自分たちのものにした」と伝えた。
肯定的な評価と否定的な世論のなかでLE SSERAFIMは、“雪辱”するために再びコーチェラの舞台に上がった。
代表曲『ANTIFRAGILE』でステージの始まりを知らせたLE SSERAFIMは、『FEARLESS』『The Great Mermaid』を相次いで披露。パワフルなパフォーマンスと安定したライブで、懸念混じりの視線をステージ序盤から吹き飛ばした。
続けて『1-800-hot-n-fun』『UNFORGIVEN』『Eve, Psyche & the Bluebeard’s wife』『Perfect Night』『Smart』『EASY』を披露し、コーチェラのステージを終えた。安定的なパフォーマンスには欠点がなく、観客の呼応を誘導するなど、現場での呼吸も余裕を持って繰り広げる完成度の高い公演を作った。
雪辱に成功したLE SSERAFIMは、「大切な思い出を作ってくれてありがとう。夢が現実になった。また会えたらと思う。すごい経験だったし、たくさん学んだ。永遠に忘れられない」と感想を伝えた。
◇LE SSERAFIMとは?
BTSらを擁する韓国の大手芸能事務所HYBEが傘下レーベルSOURCE MUSICと共にローンチした初のガールズグループ。IZ*ONEメンバーとして活躍したキム・チェウォンと宮脇咲良を筆頭に、カズハ(日本人メンバー)、ホ・ユンジン、ホン・ウンチェらで構成された。2022年5月2日にデビューアルバム『FEARLESS』をリリースしてデビュー。直後にメンバーが1人脱退して5人組となったが、韓国はもちろん、年末にはNHK紅白歌合戦にも出場するなど日本でも話題となった。2023年1月25日、正式に日本デビューを果たした。
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