SMエンタらを贔屓?中小芸能事務所が“手数料パワハラ”主張も、ネット大手のカカオは「事実無根」

2024年03月05日 話題

韓国の芸能事務所「Big Planet Madeエンターテインメント」(以下、BPM)と、韓国最大の音楽プラットフォームMelonを運営する大手IT企業「カカオエンターテインメント」(以下、カカオ)の間に溝が生じた。

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音源の流通手数料などを巡って葛藤しているなか、カカオはBPMが提起した“流通手数料パワハラ”疑惑に対して反論した。

3月4日午後、カカオは「当社との適切な契約に対して、BPMが一方的に解約通知をしたことに対して深い遺憾を表し、BPMの主張は事実と全く異なるという点を明らかにする」という反論文を公開した。

カカオの主張によると、2021年10月にBPMと“アルバムおよびコンテンツ流通契約”を締結したが、一方的な契約解除を主張しているという。

カカオエンターテインメト

カカオは、「当社は長年にわたり、韓国国内外多数のパートナー社とアルバムおよびコンテンツ流通契約を締結し、事業を推進してきた。流通手数料率は当社の厳格な基準により、相手方に提供する前払金投資可否、契約期間、相殺率、流通対象タイトルのバリエーションなど、色々な条件を考慮して相手方と協議して決定します。カカオ系列の企業かどうかは、流通手数料率算定の考慮基準では断固としてない」と反論した。

先立って同日、BPMはカカオに対して、一般業者には20%内外の流通手数料を要求した一方で、SMエンターテインメントのような関係会社には5~6%程度の流通手数料しか課していないと主張した。

これを事実無根だと明らかにしたカカオは、「当社はBPMと円満なパートナーシップを維持するため、2021年に契約を締結して以降、BPMの内部事情と要請を積極的に受け入れて持続的な努力を傾けてきたにもかかわらず、事実関係に反する主張をしている」として、「このような虚偽事実が拡散される場合、正当に原則を遵守し、事業を営んでいるすべての音楽産業内構成員の権利を侵害し、世界へと影響力を広げているK-POP産業の成長を阻害する恐れがあるという点が憂慮される」と強調した。

最後にカカオは、BPMが一方的な契約解除を要求し、事実関係に反する主張を継続するのならば、可能な限りすべての対応方法を検討する計画だと付け加えた。「調査が必要な場合は明白に真実を糾明し、公正な音楽産業の秩序を維持するために最善を尽くす」とし、「当社は今後もK-POP産業の主要事業者として音楽クリエイターの権利を保護し、韓国音楽産業の成長と安定した創作生態系造成のために最善を尽くす」と述べている。

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