X1の最後の挨拶は、一部プロダクションの反対によって白紙化された。
韓国歌謡界の関係者によると、X1のメンバーたちは解散が決定した際にグループとして最後の挨拶を試みた。しかし、これに対して一部のプロダクションが強く反対の意思を示した。
最後の挨拶に反対したのは、1月6日の合意過程で解散を主張したプロダクションだったという。X1側は当時、「全メンバーの所属事務所が合意することを原則として協議を行ったが、合意に至らず解体が決定した」とし、公式的な立場を公表した。
X1のメンバーたちは現在、個別に手紙や映像を通じて解散の心境を伝えている。
イ・ハンギョルとナム・ドヒョンを皮切りに、キム・ウソク、チョン・スンヨン、キム・ヨハンといったメンバーが所属事務所や個人のSNSを通じてファンにメッセージを残した。彼らは、X1の解散に対する遺憾と共に活動の意思もあらわにした。
1月8日には、韓国のポータルサイト上で「X1 新グループ」が検索ワード上位に浮上。彼らの活動を望むファンの心境が伺えた。イ・ハンギョルとナム・ドヒョンは同日午後に動画配信サービスV LIVEのチャンネルを開設し、約12時間で5万人以上のフォロワーを獲得した。
X1は解散となったが、控えめなユニット活動やプロジェクトグループ結成の可能性も予想されている。しかし、今後の方針については所属事務所ごとに立場が異なるだろう。
X1を輩出した韓国Mnetのオーディション番組『PRODUCE X 101』は、放送終了後に投票操作の事実が浮き彫りになった。これによってX1はデビューから約4カ月という期間で活動に終止符を打った。国民の信頼を失った状況で活動を続けたところで、メンバーたちにとって良い結果ではないという判断だ。
ただ、解散が決定されるまでの過程でメンバーたちは活動再開の意思を示している。全員合意の原則をもって行われた議論で、一部の所属事務所が反対の意思を主張して解散に至った。
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