日本でも人気を博した2003年のドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』の20年越しの“続編”として注目を集めている『医女チャングム』(仮題)について、旧作の制作会社が立場を発表した。
新作『医女チャングム』は、『宮廷女官チャングムの誓い』の続編ではなく、なんの関係もない別のドラマだというのだ。
2月5日、『宮廷女官チャングムの誓い』の制作会社KPJは公式立場を発表し、「『医女チャングム』と関連して、MBCドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』の作家であるキム・ヨンヒョン作家の参加可否を問う、問い合わせが相次いでいるためお知らせする」と話を切り出した。
KPJは「ファンタジオで制作中と報じられたドラマ『医女チャングム』とキム・ヨンヒョン作家は何の関係もない」とし、「作家は『医女チャングム』制作のニュースをマスコミの報道を通じて聞いただけ」と明らかにした。
続けて「『宮廷女官チャングムの誓い』はキム・ヨンヒョン作家のオリジナル創作物」とし、「主要キャラクターの設定、登場人物の関係、事件の展開やエピソードなどは、キム・ヨンヒョン作家が原作者として脚本の内容に対するすべての権利を持っている」と強調した。
そのため「『医女チャングム』は『宮廷女官チャングムの誓い』の設定と内容、キャラクターなどとも何の関係もなく、『宮廷女官チャングムの誓い』をベースにしたスピンオフやシークエル(続編)、プリクエル(前日譚)でもない、まったく別のドラマであると当社も推測している状況」とし、「誤解が発生しないことを願う」と伝えた。
先立って総合エンターテインメント会社ファンタジオは1月30日、今年10月の撮影を目標に、新ドラマ『医女チャングム』に女優イ・ヨンエをキャスティングしたと発表した。イ・ヨンエは『宮廷女官チャングムの誓い』で、主人公“チャングム”を演じた女優だ。
ファンタジオ側によると、『医女チャングム』は『宮廷女官チャングムの誓い』に続き、医女になったチャングムの一代記を描くとされた。
そのため『宮廷女官チャングムの誓い』の脚本家であるキム・ヨンヒョンが脚本を担うのではないかと推測されたが、今回、作家が所属するドラマ制作会社KPJが否定することになった。
KPJの公式立場全文は、以下の通り。
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こんにちは。ドラマ制作会社のKPJです。
最近、メディアを通じて報道されたドラマ『医女チャングム(仮題)』に、MBCドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』の作家であるキム・ヨンヒョン作家の参加可否を問う、問い合わせが相次いでいるためお知らせします。
ファンタジオで制作中と報じられたドラマ『医女チャングム(仮題)』とキム・ヨンヒョン作家は、何の関係もありません。
キム・ヨンヒョン作家は『医女チャングム(仮題)』制作のニュースをマスコミの報道を通じて聞いただけです。
2003年に放送されたMBCドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』は、キム・ヨンヒョン作家のオリジナル創作物で、『宮廷女官チャングムの誓い』に登場する主要キャラクターの設定、登場人物の関係、事件の展開やエピソードなどは、キム・ヨンヒョン作家が原作者として脚本の内容に対するすべての権利を持っています。
そのためマスコミに報道された『医女チャングム(仮題)』は、キム・ヨンヒョン作家とは関係のないドラマであり、2003年に放送されたMBCドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』の設定と内容、キャラクターなどとも何の関係もなく、『宮廷女官チャングムの誓い』をベースにしたスピンオフやシークエル、プリクエルでもない、まったく別のドラマであると当社も推測している状況ですので、この部分に対する誤解が発生しないことをお願いします。
ありがとうございます。
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