BTSは“最精鋭訓練兵”に特別部隊志願…一方で知的障害や病気を偽装、なくならないアイドルの“兵役逃れ”

2024年01月17日 話題 #兵役

韓国芸能人と兵役問題は切っても切れないのだろうか。

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韓国芸能界で、再び兵役逃れの問題が浮き彫りになった。今回は現役入隊を避けるため、“知的障害”を装ったという疑惑だ。当該人物は結局、兵役法違反容疑で懲役1年、執行猶予2年を宣告された。

嘘の“てんかん”で兵役を逃れようとした元VIXX・ラビに続いての兵役騒動。忘れられたと思った矢先、また別の人物が起こすのがアイドル兵役問題だ。

長期にわたって知的障害装い…

1月17日、韓国法曹界によると、11日に兵役法違反の疑いで裁判に付されたA氏に懲役1年、執行猶予2年、社会奉仕80時間が宣告された。

2018年にデビューしたボーイズグループのリーダーだというA氏は、2011年7月に身体等級1級、2017年に身体等級2級で現役兵入営対象判定を受けたが、知的能力に問題があるように虚偽の症状を訴え、病院の診断書を発行してもらい、兵役義務を避けようとした疑いが持たれている。

また、2019年から2020年までの7カ月にわたって診察を受け、病院の総合心理検査で心理的問題と認知機能障害があるかのように誇張したり、歪曲された返事をしたことも発覚。少なくとも、当該病院で1年以上の精神的観察および薬物治療が必要だという趣旨の兵務用診断書を受け、2020年5月に知的障害などの理由で4級社会服務要員の招集対象処分を受けた。

裁判所は、A氏が2012年から2022年まで歌手志望生として活動しながら、振り付け、衣装、公演、ファンミーティングなどを構想したという点を根拠に、「特別な精神的問題がないのに、知的能力に問題があるかのように振る舞って兵役義務を忌避した」と判断したという。

ブローカーの助言受け逃げようとした同事務所の2人

なお韓国では近年、前出のラビやラッパーのNaflaなど、芸能人の兵役不正疑惑が少なくない。そんななか、知的障害診断を装ってまで兵役から逃れようとしていた人物が出たことで、世間の目はより一層厳しくなっている。

ラビ、Nafla
(写真提供=OSEN)Nafla(左)とラビ

現在、ラビとNaflaは兵役法違反の疑いで裁判を受けている。検察の調査によると、ラビは2012年の初兵役身体検査で気管支喘息によって3級現役判定を受け、2021年2月まで継続して兵役を先送りにしてきた。そして、兵役ブローカーの提案で“てんかん”が疑われるという所見の兵務用診断書を提出し、2022年5月に5級軍免除処分を受けた。

その後、算出ミスがあったという兵務庁の判断により、同年9月に再び4級裁判所を受け、社会服務要員として服務中だった。

しかし、社会服務要員の服務を始めて2カ月後、ブローカーと共謀して兵役忌避容疑が浮上し、大問題に。特に、彼は兵役開始前、人気番組に出演したことで大衆への認知度が高まっていたため、衝撃は大きかった。

“最精鋭訓練兵”にもなったBTS

ラビだけでなく、同事務所所属のNaflaも同じブローカーの助言を受け、うつ病が悪化したと偽装。兵役忌避を試みた容疑を受けている。それだけでなく、社会服務要員として服務し、免除判定を受けるために長期間延期し、管轄区庁担当者に脅迫メッセージを送ったことも明らかになり、大きな非難を浴びた。

結局、ラビは懲役1年、執行猶予2年、社会奉仕120時間を宣告されたることに。これに対し検察は、昨年10月31日に開かれた控訴審で、一審と同じ懲役2年を求刑したのだった。

奇しくも、A氏の知的障害による兵役忌避が報じられた1月17日、BTSのJIMINとJUNG KOOKが基礎軍事訓練を無事終了したと報じられた。

BTS
(写真提供=OSEN)BTS

また前日16日には、VとRMが“最精鋭訓練兵”として修了式を迎えたことが明らかに。Vに至っては、首都防衛という重大な任務を背負う特別部隊に志願したとの情報もある。先立って兵役を開始したJIN、J-HOPE、SUGAも問題なく履行していることから、“世界的スター”BTSの誠実さが、より際立っている状況だ。

(記事提供=OSEN)

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