韓国の元アイドルの男性ラッパーが、違法撮影の疑いで裁判にかけられることになった。
韓国メディア『文化日報』が12月22日までに報じたところによると、男性アイドルグループの元メンバーだったチェ氏(27)は、昨年7月から今年5月まで交際していた女性A氏との性関係の場面、A氏の身体の主要部位などを、計18回にわたり撮影した疑いが持たれている。
チェ氏は性関係時、A氏にアイマスクを着用させ、無音カメラアプリで気付かれないように撮影する手口を使用したことが各印された。
また、チェ氏は昨年7月、ソウル江南区(カンナムグ)の居酒屋で出会った女性B氏が、下着のみ着用してベッドの上で横になっている後ろ姿を4回撮影した疑いも持たれている。
ソウル龍山(ヨンサン)警察署は今年9月にチェ氏を送検。ソウル西部地検は今月8日、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなど利用しての撮影・頒布など)の疑いで在宅起訴した。なお、チェ氏が関連映像を流出した事実は確認されていない。
チェ氏はかつて所属したアイドルグループでメインラッパーを務めた人物で、2019年に健康上の理由で活動を中断し、芸能界を離れていた。
被害を受けた女性A氏は、「チェ氏は芸能経歴を生かして番組やインターネット放送をしてみたいと言っていた」とし、「告訴後、謝罪するふりはしたが、結局は自分の将来を考えて“善処してくれ”という手法だった」と吐露した。
チェ氏が所属したグループは、2017年にデビューした5人組男性アイドルグループ。2019年には、別のメンバーのイ氏(25)も未成年者を強制わいせつした疑いで懲役1年6カ月、執行猶予3年などを宣告されていた。
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