韓国芸能事務所の2024年を大展望!「BLACKPINK死守」YG、「現地化成功」JYPの見通しは?

K-POPブームの先頭を走る韓国芸能事務所は、2024年をどのように展望しているだろうか。

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BTSとBLACKPINKを筆頭に、SEVENTEEN、NCT、Stray Kids、ATEEZなど驚異のグローバル・ファンダムを誇るボーイズグループの活躍と、NewJeansやIVE、aespa、LE SSERAFIMなど第4世代ガールズグループの成果、そしてデビューして間もないライジンググループの飛躍的成長まで。

各事務所を代表するグループはもちろん、新世代の有望株など豪華なラインナップに支えられ、今やK-POPはグローバルの領域に活躍の幅を広げている。

華やかなラインナップらしく、成績も輝いている。

実際、米ビルボードの授賞式「ビルボード・ミュージック・アワード(BBMAs)」では今年からK-POP関連の4部門が新設されるなど、アメリカ現地でK-POPが「底辺を広げた」という評価を得た。

昨年から上昇傾向を見せるアルバム販売枚数も今年は一段とスピードを増し、10月にはついに「1億枚時代」を開くなど、好況を享受している。

芸能事務所各社もやはり“豊かな実”を結んでいる。

K-POPを代表するHYBE、SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントら“ビッグ4”の活躍は、信念以降も続くものとみられる。

そこで、2023年の音楽業界を輝かせたスターとその成果を振り返り、2024年のエンターテインメント業界の展望を探ってみた。

“最悪のリスク”を回避したYG

YGは昨年に引き続き“悪材料”に襲われた。

iKONの契約終了、TREASUREのバン・イェダムとマシホ脱退。看板グループだったBIGBANGからは、T.O.P、SOL(テヤン)、D-LITE(テソン)に続きG-DRAGONもYGと再契約をしなかった。

BIGBANGの離脱はYGのアイデンティティまで揺さぶりかねない重大な事件だっただけに、その余波は大きかった。

そこに加えて、売上の半分以上を占めるBLACKPINKの再契約問題も浮上し、YGの株価はしばらくの間乱高下した。

それでも最近、BLACKPINKとグループ活動に関する専属契約を結んだことで、ひとまず最悪のシナリオは免れた。BLACKPINKは新アルバムのリリースや公演、ワールドツアーなどグループ活動に関してはYGとの契約を続ける。

BLACKPINK
(写真=YGエンターテインメント)BLACKPINK

YGは今年11月にデビューした新人ガールズグループBABYMONSTERで勝負に出た。

BABYMONSTERをBLACKPINKの後を継ぐ“核心IP”として育成することが、YGの当面の課題だ。YGが新人ガールズグループをローンチするのは実に7年ぶりである。

BABYMONSTERのデビュー曲『BATTER UP』は、韓国国内の音源チャートでは存在感を発揮することができなかった。ただ、ミュージックビデオはK-POPグループのデビュー曲において史上最速でユーチューブ1億回再生を突破。YouTubeミュージックではグローバル週間チャートTOP100の1位に上がるなど、世界規模で強力なファンダムを築いている。

大きな山は越えたが、YGにはまだ解決しなければならない課題が残っている。それが、BLACKPINKメンバーとの個人専属契約だ。業界では、個人活動に関しては各メンバーそれぞれ異なる会社で行うものと予想されている。

大信(テシン)証券のイム・スジン研究員は、「BLACKPINKの再契約可否と関係なく、2024年は完全体の休息期と予想され、売上の下落は避けられない見通しだ」とし、「未来成長戦略においては公演事業が核心であるだけに、BABYMONSTERの早期のコンサート開催が必要だ」と分析した。

Stray Kids中心に好調のJYP

積極的な“現地化戦略”を続けるJYPは、同戦略をより強化してグローバル競争力で勝負する。

JYPは今年第4四半期から始まり、来年までに現地化した新人グループを4チームデビューさせる計画だ。

日本現地オーディション『Nizi Project』を通じてデビューしたガールズグループNiziUと、中国現地ボーイズグループBoy Storyが各国で旋風的な人気を集め、韓国に逆輸出された経緯がある。

NiziU
(写真=JYPエンターテインメント)NiziU

最近も『Nizi Project』シーズン2を通じて誕生したボーイズグループNEXZがベールを脱ぎ、アメリカの音楽レーベル「リパブリック・レコード」との合作グローバル・ガールズグループのローンチプロジェクト『A2K』を通じて誕生した6人組新人グループVCHAがデビューを控えている。

また、中国で新人ボーイズグループProject Cをローンチする予定であり、国内でもSBSオーディション番組『LOUD』を通じて選抜されたメンバーで構成したボーイズグループが、来年第2四半期までに順次デビューする予定だ。

NEXZ
(写真=JYPエンターテインメント)NEXZ

現在、JYPの主要アーティストとして活躍するStray Kidsの北米攻略も上手く進んでいる。

Stray Kidsは3回連続で「ビルボード200」1位を達成し、K-POPアーティストでは初めて「ロラパルーザ・パリ」にヘッドライナーとして出演するなど、欧州でも影響力を拡大している。

今年、史上最大の業績を更新したJYPは来年の業績展望も明るい。JYPは第3四半期、前年同期比売上と営業利益がそれぞれ46.8%、59.3%増加した。

BLACKPINKに続いてスタジアム級の大規模ワールドツアーを開催したTWICEと、初の単独コンサートを成功裏に終えたXdinary Heroes、兵役による空白期を終えてカムバックを控えたDAY6なども加わり、来年の売上は今年よりもさらに高まると見込まれている。

Stray Kids
(写真=JYPエンターテインメント)Stray Kids

JYPはそのほか、リパブリック・レコードやライブネーションなど、北米事業パートナーと新たに契約を結んだことも、事業安定化はもちろん実績成長性の好調につながった要因と分析されている。

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