歌手兼女優のキム・セジョン(27)が演劇に初挑戦する。
キム・セジョンは12月15日からソウル大学路の西京大学公演芸術センターで開かれる演劇『テンプル』でタイトルロール(表題役)として舞台に立つ。女優デビュー以来初めて挑戦する演劇だ。
『テンプル』は、自閉スペクトラム症にもかかわらず、世界的な動物学者になったテンプル・グランディンの学生時代の実話をもとに作られた。
セリフなどの情報を越え、身体の動きを最大限に活用し、人物の心理状態、感情を深く伝えなければならない一種の“身体演劇”となっている。
固定された演劇スタイルから離れ、斬新な試みとなる『テンプル』で、キム・セジョンは自身の世界を受け入れ自閉症を乗り越え、世界的な動物学者になったテンプル・グランディン役を演じる。きめ細かい演技でテンプル博士の成長過程を描き、観客の没入度を高めるという覚悟だ。
自閉スペクトラム症を持つテンプルが自分だけの世界を受け入れる姿など、人物特有の深い感情線を多様な身体の動きで伝えるキム・セジョンの活躍が期待されている。
ドラマとミュージカルなど、さまざまなジャンルで着実にキャリアを積んできたキム・セジョンは、ドラマ『恋するレモネード』『悪霊狩猟団: カウンターズ』『社内お見合い』『今日のウェブトゥーン』、ミュージカル『帰還』『レッドブック』などに出演した。
また、現在韓国で放送中のオーディション番組『ユニバース・チケット』の審査委員を務めている。
(記事提供=OSEN)
◇キム・セジョン プロフィール
1996年8月28日生まれ。全羅北道出身。2016年に韓国Mnetのオーディション番組『PRODUCE 101』シーズン1に出演し、I.O.Iのメンバーとしてデビュー。2017年のI.O.I解散後、ガールズグループgugudanのメンバーとしてデビュー。2020年のgugudan解散後は歌手や女優、タレントとして幅広い活動を見せている。同年放送されたドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』に出演し、一躍話題になった。
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