俳優のソン・ジュンギが、ここまですべてをオープンにするとは思わなかった。
普段から率直なトークを見せる彼だが、海外オーディションにすべて落ちたとまで話した。韓国でトップスターの立場にある俳優としては、容易に話せない内容だが、ソン・ジュンギはすべてを話した。私生活についても語り、話題になっている。
先立ってソン・ジュンギは、10月11日に公開された映画『ファラン』(原題、キム・チャンフン監督)に出演している。『ファラン』は、地獄のような現実から抜け出したい少年ヨンギュ(演者ホン・サビン)が、組織のミドルボスであるチゴン(演者ソン・ジュンギ)と出会い、危険な世界に足を踏み入れる話を描いた。
同映画は去る5月の第76回カンヌ国際映画祭に公式招請され、ワールドプレミアを通じて初めて披露された。また最近、第28回釜山国際映画祭に公式招請されてアジアプレミアとしても公開された。
そんな映画にノーギャラで出演したソン・ジュンギは、10月15日に放送された韓国JTBCの報道番組『ニュースルーム』に出演した。
番組内で様々な話をしたソン・ジュンギだが、特に注目された内容は彼の私生活だった。ソン・ジュンギは今年1月、ケイティ・ルイーズ・ソーンダースとの熱愛を認めると同時に結婚し、彼女の妊娠まで伝えた。そして6月、息子を抱いた。
『ニュースルーム』のカン・ジヨンアナウンサーが「6月に父親になった。記事を見ると、子供に対する愛情がたくさんにじみ出ているようだった。子供が生まれたとき、“自分に似ている部分”を探したのではないか」と尋ねた。
ソン・ジュンギは「探した。よく聞く話は“唇がよく似ている”ということ。10人のうち、8人がそう話してくれる。だからなおさら唇を注意深く見ている。それを聞くと気分が良くて、不思議で、戸惑う。自分が父親になったのか、息子ができたのかと、今でも不思議だ」と話した。
「もう生後100日が過ぎたが、育児を実際にしてみてどうか?」という質問には、「妻と一緒にお互いにうまくやっていると考えている」とし、「お互い頑張っており、とてもうれしいことだ。最近はとても幸せだ」と笑顔を見せた。
それだけでなくソン・ジュンギは、海外でオーディションを受けているという事実を伝えた。彼は「近いうちにいくつかのオーディションを受けに海外に行かなければならない。今回は少し受かればいい。今まではすべて落ちた」とし、「多様な文化圏、他の文化圏、他のインダストリーでやってみたいという欲が、ますます大きくなっているようだ」と話した。
俳優としての目標や願いに関しても「もっと広くなりたい。ありがたくも、たくさんの山の上に登ったが、今はもっと広い山になりたい。そのために様々な挑戦をしている。見守ってくだされば、期待を持たせる俳優になる」と付け加えた。
ソン・ジュンギは結婚して父親となり、これまでと変わった姿を見せている。以前は“指ハート”の要請を断ったりもしたが、最近の釜山国際映画祭ではしきりに指ハートを披露し、プラカードを持ってポーズを取るなど、格別なファンサービスで目を引いた。
当時、ソン・ジュンギは「人生の先輩たちもたくさんいらっしゃるが、俳優ソン・ジュンギである前に人間ソン・ジュンギとしても、後で自分たちの子供に堂々としていられる父親になりたいという考えがさらに明確になった」と話した。
またソン・ジュンギは、「俳優としても父親としても堂々と生きていこうという心構えだ。それがまた映画『ファラン』と通じる部分がある。大人が良い世の中を次の世代に譲らなければならないのではないかと考えた。僕は多くの方々が見守ってくださって、影響力のある俳優なので、当然そのような考えで仕事をしなければならないのではないかという気がさらに強くなる」と話した。
堂々とした俳優、父親になりたいというソン・ジュンギは、さらに率直な姿で大衆の前に立っている。
(記事提供=OSEN)
◇ソン・ジュンギ プロフィール
1985年9月19日生まれ。2008年、大学生のときに映画『霜花店 運命、その愛』に出演しデビュー。いくつかのドラマ出演を経て、2010年に『トキメキ☆成均館スキャンダル』の主要キャストに抜擢されブレイク。2012年にはドラマ『優しい男』、映画『私のオオカミ少年』の出演を機に一躍人気俳優に。2013年に陸軍に入隊し、2015年に除隊した。翌年にドラマ『太陽の末裔~Love Under The Sun~』で復帰し、同作で共演したソン・ヘギョと2017年に結婚するも、2019年6月に離婚。2023年1月、ケイティ・ルイーズ・ソーンダースとの結婚&妊娠を発表した。
■【写真】ソン・ジュンギの妻に…元女優のイギリス人女性とは?
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