準強姦容疑のカン・ジファンに執行猶予付き有罪判決…現場では日本ファンらの涙も

2019年12月05日 話題

準強姦容疑で拘束起訴された俳優カン・ジファン(本名チョ・テギュ、42)に、懲役2年6カ月、執行猶予3年が宣告された。

12月5日午前、水原(スウォン)地方裁判所・城南(ソンナム)支部刑事1部(チェ・チャンフン部長判事)は、性的暴行・セクハラ容疑(性暴行犯罪の処罰などに関する特例法上の準強姦容疑)で起訴されたカン・ジファンの判決宣告期日を進行した。

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裁判所はこの日、カン・ジファンに懲役2年6カ月と執行猶予3年を言い渡した。また120時間の社会奉仕と40時間の性暴力治療講義の受講、児童青少年関連機関や障害者福祉施設などへの3年間の就業制限を命じた。

裁判所は「被告人(カン・ジファン)は2件の公訴事実について、1件は自白しており、1件については被害者が事件当時、心神喪失や抵抗不可能な状態にあった明白な証拠が不足していると主張している」とし、「検事が提出した証拠を見れば、その被害者が眠りから覚めている状態で抵抗が可能だった場合、被告人の公訴事実のような行為に対して即座に対応したと見え、被害者が抵抗せずに被告人からわいせつな行為を受けた後にベッドから降りた点を踏まえると、被害者が酒に酔った状態で眠っていたと見るほうが正しい」と、カン・ジファンの無罪趣旨の主張を受け入れなかった。

カン・ジファンが自白した部分についても、補強証拠が十分であると有罪を認めた。

判決宣告で裁判所は、「公判の過程で被害者たちが被告人に対する処罰を望まない立場を明らかにしている。しかし性犯罪の特性上、被害者の被害が完全に回復されると見るのは難しい。このような点から見ると、被告人は和解がなされたといって終わってはならず、懺悔するのが正しい」と話を切り出した。

また「被告人の周囲の人々が裁判所に嘆願書を提出したのだが、被告人が現在の立場になるまで苦しい無名時代を過ごし、誠実に努力してきたと書かれていた。その内容が真実であることを期待し、被告人が裁判の過程で見せた多くの約束が本物であることを期待している」とし、「ひとつお願いしたいことは、女性がいるからこそ、人間が存在するということだ。それを忘れずに努力して、より明るい人生を準備してほしい」と、量刑理由について説明した。

裁判に参加した数十人の韓国、日本のファンたちは、法廷に入ってきたカン・ジファンの姿を見てハンカチで目頭をぬぐった。カン・ジファンは裁判に淡々とした表情で臨んだ。

先立って検察はカン・ジファンに、懲役3年を求刑した。加えて、性暴力治療プログラム履修と個人情報の通知、児童青少年関連機関と障害福祉施設への5年間就業制限を命じるように要請した。

それに対して最終弁論でカン・ジファンは、「瞬間的な失敗が、あまりにも多くの方々に大きな苦痛を与えてしまったという事実に、人生を放棄してしまいたいと思うほど辛く大変だった」とし、「もし少しだけでもあの日に戻ることができれば、お願いだから酒を飲むのをやめろと言いたい。どんな弁明もできない自分自身が許せず、申し訳ない。後悔して、さらに後悔する」と、涙声で心境を語った。

カン・ジファンは去る7月9日、京畿道の自宅で、撮影を担う外注スタッフ2人と酒を飲み、彼女らが寝ていた部屋に入って1人に性的暴行を加え、もう1人にセクハラした容疑で拘束された。

カン・ジファンはすべての容疑を認めていた当初の立場を覆し、過去3回公判で、被害者1人に対する強制わいせつの部分については、「心神喪失の陳述に疑問が残る」と容疑を否認する趣旨の立場を示していた。

なおカン・ジファンは今回の容疑によって、出演していたドラマ『朝鮮生存期』(原題)を降板し、所属事務所HUAYIBROTHERS KOREAとの契約も解除された。

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