李舜臣（イ・スンシン）将軍を記念する韓国のお祭りが、日本人ホストの物真似で人気を集める韓国人ユーチューバーをゲストで招待したことで非難が殺到し、最終的に謝罪した。
【写真】物議の韓国人ユーチューバー、GACKTとも親交…何者？
「鳴梁大捷（ミョンニャンデチョプ／鳴梁海戦）祭り」執行委員長は8月20日、公式SNSを通じて「出演陣（タナカ）渉外に関する立場文」を掲載。「楽しくて愉快でなければならない祝祭であるにもかかわらず、多くの方々にご心配をおかけした点についてお詫び申し上げます」と謝罪した。
続けて、「鳴梁大捷祭りは、絶体絶命の危機のなかで国を救った李舜臣将軍の朝鮮水軍と民草の護国精神を称え、 鳴梁海戦勝利を記念する護国歴史文化祭りで、毎年鬱陶項（ウルドルモク）で開催されてきました」と開催の意味を伝え、「タナカを鳴梁大捷祭りに出演させようとしたのは、最近のタナカのキャラクター活動を調査した際にミュージカル『英雄』と映画『ハンサン －龍の出現－』をホラー映画だと言った点、李舜臣将軍と安重根義士を怖がって恐れていると表現したため」と、招待の理由を説明した。
タナカとは本名を「キム・ギョンウク」とする韓国人ユーチューバーで、歌舞伎町のホストクラブ『CLUB AE’s』で一度も指名が入ったことがない、落ちこぼれ4年目ホストというキャラクター設定で人気を博している。
過去には日本テレビ系のバラエティ番組『しゃべくり007』に出演したほか、最近では「神宮外苑花火大会」にもゲストで登場していた。
「鳴梁大捷祭り」執行委員長はタナカについて、「副キャラクターである日本人として、独島は韓国の領土だと認める姿を“恐怖+謝罪+尊敬のメッセージ”として表現しようとしました」という。
ただ、これに対する非難が続くと「出演と関連して賛否意見がありましたが、若年層の間に良い反応があり、反転企画を通じて愛国を表現しようという趣旨でした。ですが、論難の措置があったため、再検討することにしました」と伝えた。
そして最後に、「今後、護国歴史文化祭りである鳴梁大捷祭り本来の趣旨と意味が色あせないよう、徹底的に準備します」と伝えた。
これに先立ち、「鳴梁大捷祭り」は公式ゲストとしてタナカが出演するという告知文を公示して非難を浴びた。
「鳴梁大捷祭り」は、かつて1597年に李舜臣将軍率いる朝鮮水軍と全羅道（チョルラド）民が渾然一体となり、壬辰倭乱（イムジンウェラン）を勝利に導いた原動力となった救国の精神を称えるために開かれる護国歴史文化祭りだ。
そんななか、日本人ホストをコンセプトとするタナカをゲスト出演させることは“倭色”も濃く、祭りの意味を色あせさせるとして批判が殺到していた。
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