“今一番旬の女優”に仲間入りしたパク・ギュヨン、作品の撮影中は「感情的に容易ではなかった」【インタビュー】

2023年07月04日 話題

最近、最も注目される俳優を取り上げる際、必ず名前が上がる女優の一人がパク・ギュヨンだ。

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いまや「Netflixの娘」と呼ばれることもあるパク・ギュヨンに対して、注目が集まっている。

韓国の名門大学である延世大学校・衣類環境学科出身のパク・ギュヨンは在学中、キャンパス雑誌の表紙モデルに選ばれたことをきっかけに、俳優の道へと進むことになった。その後、ドラマ『ただ愛する仲』、『ロマンスは別冊付録』、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』など多くの作品に出演している。

Netflixオリジナル『セレブリティ』でパク・ギュヨンが演じるソ・アリもやはり、化粧品会社の訪問販売を経て“セレブ”の道に入ることになった人物で、パク・ギュヨンと似た要素がある。

デビュー後の変化について

(画像=Netflix)

パク・ギュヨンは「いつも本当に平凡に生きる。デビュー以降、大きく変わったと感じることはないが、もし感じるならば一生懸命準備した作品が公開されたときだ」と話した。

6月30日に公開したNetflixオリジナル『セレブリティ』で、セレブの世界に足を踏み入れて、トップインフルエンサーとなり人生が変わったソ・アリ役を演じたパク・ギュヨン。『セレブリティ』は私たちの日常と非常に密接なSNSと、そこで活躍するインフルエンサーに照明を当て、彼女たちだけの成功の法則はもちろんセレブたちの間で繰り広げられる牽制と闘を解説した。

現在(7月4日時点)、188万人ものフォロワーを保有する“俳優”パク・ギュヨンが、130万人のフォロワーがいるインフルエンサーであるソ・アリを演じたのはどうだっただろう。

(画像=Netflix)

彼女は、「楽しく見てくれた視聴者の方々が多いようだ。気になってくれてる方がたくさんいて、とても気分が良い」とし「とてもありがたいことに、台本を受け取った。読んでみると、インフルエンサーに関する話だった。SNSはすでに近くなったメディアだが、私が主体的に見せることができるなら、やらない理由はなかった。尊敬する監督でもあったので、ぜひ参加したかった」と話している。

パク・ギュヨンはソ・アリのSNSに対する感情の変化を細かく、そして視聴者を説得しようとすることに重点を置いた。

「序盤にアリが成長するストーリーはある意味たくさん見た成長型のキャラクターだ。後に多くの事件が起き、アリが主体的な姿勢でいると思う。典型的なトーンを掴むというよりは感情に忠実に細かく、理解できるように見せようとした。説得力がなければならないと思い、その都度感じる感情に忠実にしようとした」と振り返った。

「撮影中は感情的にも大変だった」

セレブなだけあって、スタイリングも欠かせなかった。

パク・ギュヨンは「バッサリ切ったボブヘアを提案した。セレブとして登場する方々のスタイリングが華やかだ。アリはセレブのように見えなければならない部分もあるが、キャラクター性がはっきりするのではないかと思った。気に入ってくれたか分からないが、それなりに良い選択だったと思う」と。

続けて「平凡な会社員、セレブになるアリ、ライブ配信をするアリがいる。感情的に演技的に表現しなければならない部分もあるが、視覚的な変化があってこそ面白くてのめり込めると思った。監督もスタイルについての意見をたくさんくださった。スタイリングの担当チーム自体を付けてくれた。ビジュアルディレクティング、高価な部分ではNetflixで支援をたくさんしてくれた。ありがたくも良い服をたくさん着て撮影した」と付け加えた。

(画像=Netflix)

『セレブリティ』ではセレブたちの華やかさにもスポットを当てているが、匿名性の裏に隠れた攻撃的で対象を極限に追い込む、劇中では「bbbフェイマス」に代表される悪質コメントに対してもメッセージを残している。

パク・ギュヨンは「劇中に出てくる悪質なコメントも赤裸々だった。実際に撮影しながら感情的に容易ではなかった。その部分が衝撃的だった」と打ち明けた。

そして「見えることは否定できない事実だと思う。どんな部分でも色々なフィードバックをもらうのは職業柄、当然であることの一部だと思うが、容易でない部分もある。受け入れなければならない部分は受け入れ、ポジティブな気持ちで通り過ぎれるようなことは通り過ぎるが、多くの同僚が傷つく姿を見て社会的に改善されれば良いと思う部分もある」と実体験を交えて話してくれた。

パク・ギュヨンがメディアに姿を現したのは『ダリとカムジャタン』以降、約2年ぶりだ。

(画像=Netflix)

だが、その間にパク・ギュヨンは様々な作品を撮影し、最近では『イカゲーム』シーズン2のキャスティングまで伝えた。『Sweet Home -俺と世界の絶望-』『セレブリティ』『イカゲーム2』まで、Netflixの作品には「パク・ギュヨン」という名前があり、“Netflixの娘”というニックネームも得た。

「良いOTTで良い姿を見せることができるのは、とてもありがたく幸運なことだと思う。感謝する理由は、それだけ良い話をたくさん見せようとしているからだ。そのなかで、多様なキャラクターを通じて話ができる機会が与えられ、そういったことに感謝している。個人的には190地域余りの国や地域で(自分が)出ているということが実感できなくてありがたい」と感謝を伝えた。

しかし、『イカゲーム2』についてはコメントを控えている。

パク・ギュヨンは「そのストーリーにどんなキャラクターとして存在するのかを重点的に考えて、たくさん考える。臨む姿勢だが、ある作品を作る時、参加する方々が『私たちの作品だけがうまくいくべきだ』とは思わないだろう。私にできることはキャラクターを、責任感持って演技することだと思って熱心にやってみる」として「より良い姿を見せるために最善を尽くしている」と強調した。

注目される作品を通じて顔と名前を刻印させたパク・ギュヨン。『セレブリティ』ソ・アリとよく似ている。

「有名になるのが権力というナレーションをあえて否定はできないようだ。社会的にすでに知っている事実で、誰かが先に口にするのは難しいだけだが、全面的に擁護することもない。それがすべてではないからだ」と話した。

(画像=Netflix)

そんなパク・ギュヨンが出演するNetflixオリジナル『セレブリティ』は現在配信中で、日本NetflixのTOP10にも入っている。

◇パク・ギュヨン プロフィール

1993年7月27日生まれ。韓国・釜山出身。韓国の名門大学・延世大学在学中に、大学生向けフリーペーパー「テハクネイル」のモデルとして活動。それを見たJYPエンターテインメントの関係者からスカウトされ芸能界へ。2018年の映画『怪物たち』(原題)では、1人2役を務めたことでも話題になった。2020年には『サイコだけど大丈夫』で、主人公ムン・ガンテ(演者キム・スヒョン)に思いを寄せる看護師ナム・ジュリ役を熱演。Netflixで配信中の『Sweet Home -俺と世界の絶望-』では、清純なイメージとは一転してロックな雰囲気漂うユン・ジス役を演じ、女優としての幅広さを見せている。

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