がん闘病を経て、“幸福伝道師”となった俳優キム・ウビンが語る心境、感謝、そしてファンの存在【独占インタビュー】

2023年06月25日 話題

「わあ~ソウル歌謡大賞の舞台に授賞者として立ってもう10年という時間が経ちましたね」

【写真】キム・ウビン♡シン・ミナ、“ペアルック”デート

「KBS2のドラマ『ゆれながら咲く花』(原題『学校2013』)を放送していた時期だと思いますが、10年経った今もなおご一緒できて本当に嬉しいです」

俳優キム・ウビンは誰よりも復帰が喜ばしいスターだ。

20代で主演クラスも、突如襲った病魔

(写真提供=AMエンターテインメント)キム・ウビン

10年前の2013年、KBS2ドラマ『ゆれながら咲く花』の主人公パク・フンス役で視聴者に強い印象を残した彼は同年、本紙『スポーツソウル』が主催する「第22回ソウル歌謡大賞」に授賞者として参加するなど、特別な縁がある。

以降、ドラマ『相続者たち』(2013)、『むやみに切なく』(2016)、映画『二十歳』(2015)、『MASTER マスター』(2016)などを通じて、20代にして主演クラスへと成長した。しかし、順調かと思われたなか、2017年に上咽頭がんを患ってしまう。約5年にわたる闘病生活の間、彼の治癒を願う多くの人々の応援と激励が続いた。

がんを克服したキム・ウビンが昨年、tvNのバラエティ番組『偶然社長』(原題)への特別出演で元気な姿を見せた時、多くの人々が自分のことのように喜んだ。その後も映画『宇宙+人』(原題)、tvNドラマ『私たちのブルース』を経て、今年グローバルランキング1位を記録したNetflixオリジナルシリーズ『配達人 ~終末の救世主~』で100%の帰還を宣言した。

キム・ウビンは6月22日に迎えた『スポーツソウル』創刊38周年を記念する書面インタビューで、「今の地位に戻ってきたことに対する感謝と幸せな感情」を強調した。

闘病後の変化

「『宇宙+人』『私たちのブルース』『配達人』まで…。すべての作品を仕上げるたびに同じような気持ちでした。すっきりとした気持ちと寂しさ、キャラクターから離れなければならない残念な気持ちもあります。最近、以前よりもよく思うことは、無事に終えられて本当にありがたいということです。特に『配達人』はアクションシーンが多く、私のシーン以外も作品全体が終わるまで大きな事故がなく、無事終えることができたことにとても感謝していました」

大気汚染で階級社会へと変貌したソウルを描いた韓国型ディストピアドラマ『配達人』で、配達人「5-8」を演じたキム・ウビンは、作品が人気だった要因を「皆が愛され、尊重される世の中を願う人々の話に共感してくれたおかげ」と分析した。

(写真提供=AMエンターテインメント)キム・ウビン

「まず、とても多くの方々が作品に出てくださって驚きましたし、本当にありがたかったです。新しい環境とストーリーを気に入ってくださったりもしたようで、皆が愛されて尊重される世の中を望む人々の話だという点に、多く共感してくださったようです。『スポーツソウル』の紙面を通じて、関心を持って視聴してくださった方々に、もう一度心より感謝申し上げます。いつも忘れないでほしいです。私たちは皆、愛される資格があり、幸せでなければならない義務がある存在だということを」

闘病生活はキム・ウビンに“幸福伝道師”、“感謝伝道師”という新しいキャラクターを付与した。彼は毎瞬間、自分が留まる空間の幸せと感謝を探しに出る。

特に、昨年放送された『私たちのブルース』の撮影現場は、彼にとってプレゼントそのものだったという。

「当時、キム・ヘジャ先輩、コ・ドゥシム先輩のリハーサルを見ただけでも泣きそうになった。先輩たちと演技について話と感情を交わす時間が、プレゼントのように感じられた。とても長い間、忘れられない瞬間として記憶されるようだ。先輩たちとの仕事は私にとって大きな誇りだ」と力強く語った

また、『私たちのブルース』で恋人関係を演じたハン・ジミン(ヨンオク役)の姉ヨンヒ役で共演したチョン・ウネ作家との縁も続いている。キム・ウビンは昨年、チョン作家の個展を訪れ、チョン作家も『配達人』の視聴記念写真をこうかいするなど、互いを応援する仲になった。

「ウネ氏との時間も大切で温かい記憶として残っている」とし、「いつもウネ氏の幸せと健康を願ってたくさん祈っている。最近も度々安否を確認しながら過ごしている。いつも笑顔でいっぱいになることを願う」と話した。

ファンの存在

(写真提供=AMエンターテインメント)キム・ウビン

そんなキム・ウビンに何よりも力を与える存在はファンだ。先日は恋人のシン・ミナと一緒に行ったバリ旅行で、空港のターミナルから追いかけてきたあるファンと挨拶を交わす映像が話題を集めたりもした。

「感謝するという言葉より、もっと私の気持ちをよく表現できる言葉が思い浮かんだらいいのに、もっと素敵な言葉が思い浮かびません。長い時間、作品や様々な場所で会って挨拶を交わして安否を伝えることができればと思います。忙しい生活の中、いつも健康を忘れないでください!」

キム・ウビンは今も毎晩、寝る前にその日の感謝を5つメモするという。彼ならではのストレス解消方法だ。当然だと思って逃したありがたい部分を探しに出る。2024年放送を目標に準備中のキム・ウンスク作家の新作『全て叶うジニー』(原題)では、願いを叶えるランプの妖精として出るということで、彼の新たな変身がより一層期待を集めている。

最後に、キム・ウビンは創刊38周年を迎えた『スポーツソウル』にも“幸せなニュース”を伝えてほしいと頼んだ。

「創刊38周年、本当におめでとうございます。いつものように、これからも読者に早くて正確なニュース、そしてたくさん笑える幸せなニュースをいっぱい伝えてほしいと願って応援します。改めて創刊38周年おめでとうございます。スポーツソウルファイト!」

◇キム・ウビン プロフィール

1989年7月16日生まれ。2008年からファッションモデルとして活躍し、2011年にドラマ『ホワイトクリスマス』(KBS)を通じて本格的に俳優デビュー。『紳士の品格』(SBS)、『相続者たち』(SBS)、映画『技術者たち』といった多彩な映像作品に出演した。その後、2017年に上咽頭がんの診断を受けて活動を中断。闘病生活の末に2020年から芸能界に復帰し、ファンミーティングやドキュメンタリー番組のナレーションなど、活動を再開している。2022年にはドラマ『私たちのブルース』、映画『宇宙+人』に出演した。

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