同性メンバーへのわいせつ行為で元アイドルに執行猶予が言い渡されたなか、出演映画が公開されたと明かされ物議を醸している。
【写真】“同性”メンバーへのわいせつがあったと推測されたグループとは?
ソウル中央地裁は5月30日、強制わいせつおよび類似強姦の疑いで起訴されたA氏に対して、懲役2年6カ月、執行猶予3年、性暴力治療プログラム80時間履修命令を下した。
去る3月29日に行われた公判で検察は、A氏に対して懲役3年とともに、身元公開・告知、性暴力治療プログラムの履修、5年間の就職制限命令を要請していた。
検察の主張を受け、裁判所は今回、「被告人が強制わいせつに対して自白して証拠があり、類似の強姦容疑に対しても被害者の陳述が一貫している。また、被害者が犯行による性的な不快感によって相当な精神的苦痛を伴っている」としながらも、「被告人が本人の誤りを概ね認めて反省した点、被害者と合意した点、初犯である点を考慮した」と判決理由を明らかにした。
A氏は2017年から2021年まで少なくとも3回、宿舎や練習室などで同じグループのメンバーである被害者Bさんの身体を触った疑いが持たれている。Bさんは2021年、ソウル江南(カンナム)警察署に被害事実を申告し、ソウル中央地検は今年1月にA氏を強制わいせつ、および類似強姦容疑で起訴した。A氏はこの件でグループから脱退し、現在は活動を中断している。
しかし、裁判中にもかかわらず、A氏が出演した映画が最近、ある映画祭で堂々と上映されたことが知られ、物議を醸している。
それだけでなく、ネット上では現在、このアイドルグループや事件関係者が誰なのかを解明しようとする動きがあることから、事実無根のデマや二次被害にも繋がるのではないかと懸念されている。
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