見過ごせないほど暴力的な息子に、視聴者も驚きを禁じ得なかった。
5月26日に韓国で放送されたバラエティ番組『オ・ウニョンのかけがえのない我が子』(原題、チャンネルA)では、抜毛症や異常行動を見せる息子の様子が公開された。
今回登場した相談者の息子は、寝る時間になると母親に一緒に寝ることを要求した。母親が別々に寝ることを試みるため拒否すると、なんと息子は母親を足蹴にし、「じゃあ消えて」と言い放った。
これに対して、母親は自ら落ち着くよう距離を置いたが、息子は自分の思い通りにならないからと、駄々をこねて言ってはいけないことまで言ってしまった。息子に全力で足を殴られた母親は、苦痛を訴えながら床に座り、涙を流した。
この様子をスタジオで見ていた精神健康医学科専門医のオ・ウニョンも涙を流し、「とても心が痛い」と残念がった。それととともに、しつけ失敗の原因として息子に主導権があると言及し、良くない状況だと明かした。
その後、母親は暴力的な息子のしつけに向けて強い意志をあらわしたが、態度は一向に変わらず。それでも諦めない母親は、心が弱っても絶対にしつけなければならないというオ・ウニョンの言葉を受け、息子と新しい経験をしようとバンジージャンプを試みる。
バンジージャンプ体験は和やかな雰囲気のまま終わるかと思われたが、息子は母親に「一回しかできなくてイライラする。言いたいことがあるなら、さっさと言えよ」と暴言を吐きながら髪の毛を掴んでしまった。
息子からの継続する苦しみに、結局涙を見せた母親はその夜、断固たる“しつけ”を開始。これまでとは一転、息子の言葉に断固として対応し、罪悪感を覚えるような瞬間も動揺せずしつけに勤しんだ。
その後、地道な訓練を繰り返した結果、息子の行動は少しずつ改善の傾向を見せた。母親は「息子を幸せな人にしてあげる」と夢を伝え、息子も「次からはお母さんを殴らない」と約束し、少しずつ変わる姿を見せた。
今回の放送について、ネット上では「治療ができないからと急いで終えたようだ。治療に失敗したことを放送することはできないから」「いくらなんでも母親を殴るのは…」などの反応を見せ怒った。
なお『かけがえのない我が子』は、ベテラン育児専門家たちが育児法を教える番組で、毎週金曜20時に放送されている。
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