ダンスを一度もやったことのないSUGAは、どうやってBTS(防弾少年団)になれたのだろうか。
その裏には、寝る時間も減らしながら練習を続けた骨身を削る努力があった。
YouTubeチャンネル「DdeunDdeun」で4月11日に公開された「気楽な弟たちは言い訳」には、BTSのSUGAとJIMINがゲストとして出演し、熱い関心を集めた。
動画でSUGAとJIMINは、ユ・ジェソクやチ・ソクジン、チョ・セホと共に様々なトークを交わし、親しみやすく気さくな魅力を誇った。
特にSUGAは、練習生になるまでダンスを一度もやったことがなかったと明らかにし、注目を集めた。
「ダンスの練習は一日にどれくらいするのか」という質問に、SUGAは「僕の場合はダンスを一度もやったことがない状態でソウルに来た。デビューの約6カ月前からハードにトレーニングを受けた」と答えた。
続いて「寝てご飯を食べる時間を除いては踊り続ける。今はだいぶ慣れてきたし、それぞれスタイルがあるので、一日3~4時間でいい。その代わり、それを2週間ほど続けていく」と説明した。
BTS といえば思い浮かぶもののひとつが、乱れのないキレキレのダンスだ。踊ったことのないSUGAが他の6人に合わせて完璧なダンスができるようになるまで、どれほど多くの隠れた努力があったかが伝わってくる。
SUGAは「目が覚めたら昨日と同じことをやっていた」とし、「その当時は会社もとても切迫した状態だった。モニター映像が出れば、フレーム単位で止めて(全員の)手を合わせた」と話し、驚きを誘った。
JIMINも「目玉も合わせた。視線の位置まで。どこを見ているのか、合わせろと、プロデューサーさんがかなり過酷にさせた」と付け加えた。
またSUGAは「(誰かに)“どうすればステージが上手くなりますか”とか“どうやって準備したの?”と聞かれたら、実は僕たちには自負心があるのだが、すべての事案をシミュレーションして練習をしていると。例えば帽子が落ちたり、靴紐が解けたり、すべての状況を準備した」と自信を示した。
そんなメンバーたちの努力と練習が積み重なり、BTSは現在、名実共にグローバルに活躍する世界的なスターへと成長したわけだ。
就寝時間を尋ねる質問に、JIMINは「早ければ明け方3~4時だ」と答えた。
SUGAは「僕もそうだ。自分だけがそうかもしれないが、幼い頃からアイドルのスケジュールを生きてみると、仮眠するのが習慣だ。とても忙しいのに待機も長いので、マットを敷いて寝て。ツアーに行くと時差も違うし。僕は5~6年間、3時間以上ぐっすりと眠ったことがない。ところがルーティンになっていて、今は疲れない」と告白した。
しかし横で笑っていたJIMINは「僕はよく寝る」と言い、爆笑を誘った。
なおSUGAは来る4月21日、ソロアルバム『D-DAY』を発売する。『D-DAY』は、ミックステープ『Agust D』『D-2』に続き、“Agust Dトリロジー”(3部作シリーズ)の最後を飾るアルバムで、SUGAは全曲の作詞・作曲、アルバムプロデューシングまで作業全般をリードした。
(記事提供=OSEN)
◇SUGA プロフィール
1993年3月9日生まれ。本名ミン・ユンギ。2010年に所属事務所Big Hitエンターテインメント(現HYBE)が開催した「HIT IT AUDITION」で2位合格し、練習生に。2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではリードラッパーを担当しており、BTSの一員として活躍する傍らで、高い作詞・作曲・編曲の実力をもって音楽プロデューサーとしても人気を集めている。
◇JIMIN プロフィール
1995年10月13日生まれ。本名パク・ジミン。ダンスの実力が高く評価され、釜山芸術高等学校舞踊科へ首席で入学した。高校2年生の頃に現在の所属事務所Big Hitエンターテインメントのオーディションを通じて練習生に抜擢され、ソウルへ上京した。韓国芸術高等学校に転校するのだが、偶然にも同じくBTSのメンバーVとクラスメイトに。グループ内ではリードボーカルとメインダンサーを担当している。
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