春が来るたびに売れていた“桜ソング”、「年金」とまで言われた状況が韓国で変わってしまったワケ

2023年04月06日 K-POP

毎年、春になると売れる“桜ソング”の時代も終わるのだろうか。

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「春風なびいて舞い散る桜の葉が」という歌詞が盛んに響き渡る時期になったが、例年に比べて今年は静かだ。

はっきりとした春の天気で桜もすっかり満開だが、聴きなれていた歌が聞こえない。もう“桜ソング”が売れる時代は終わったのだろうか。

今年は桜ソングよりも、ガールズグループの活躍が目立つ春となっている。

年金のように春が来るたびヒット

毎年の今頃、街に馴染み深く響く曲がある。まさに“桜ソング”の元祖といえるBusker Buskerの『Cherry Blossom Ending』だ。2012年に発売されたこの曲は、毎年春、桜が満開するころに音楽ファンから求められてきた。

Busker Busker

音源チャートでも“逆走”を見せ、新曲や人気アイドルの曲を抜いて1位を記録したりもした。『Cherry Blossom Ending』が逆走を始める頃が、まさに春を知らせる時点でもあった。

Busker Buskerのチャン・ボムジュンは『Cherry Blossom Ending』が数年間、春が訪れるたびにヒットするため、この曲で建物を買ったと話したりもしたほどだ。そして毎年春、逆走していたこの曲には、「桜年金」というニックネームがついたりもした。

『Cherry Blossom Ending』以外にも、いくつかの曲が「桜年金」ソングとして愛されてきた。IUとHIGH4の『Not Spring, Love, or Cherry Blossoms』、BTS(防弾少年団)の『Spring Day』、GFRIEND出身ユジュとLocoの『Spring Is Gone By Chance』などが、春のたびに逆走して愛された。

しかし今年は、そんな“桜ソング”の存在感が弱まった印象だ。逆走して韓国最大の音源サイトMelonの「トップ100」には登場したものの、上位圏はもちろん、1位まで上がった数年前とは明確に異なる状況だ。

だからといって、他の春の歌がチャートを掌握したわけでもなかった。

(写真提供=ADOR、STARSHIPエンターテインメント)NewJeans(上)とIVE

桜ソングの代わりに今春のチャートを掌握したのはガールズグループだった。昨年からヒットが続いているNewJeansの『Ditto』と『OMG』『Hype boy』が、依然としてチャート上位圏にとどまっている。もはやNewJeansは、四季を通じてチャートを掌握すると見ても差し支えないようだ。

さらに3月27日に発売されたIVEの『Kitsch』、STAYCの『Teddy Bear』が上位を記録した。そして3月31日に公開されたBLACKPINKジスのソロデビュー曲『FLOWER』が、一気に上位を占めることとなった。音源チャートのトップ10のうち、7曲がガールズグループの曲だ。

ガールズグループ全盛時代という言葉が出てくるのも頷けるだろう。

揺らぐことなくロングランを続けている第4世代ガールズグループと、BLACKPINKジスまで加わり、春のたびにチャートを賑わせた桜ソングも「エンディング」を知らせているようだ。

(記事提供=OSEN)

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