“4種の麻薬”容疑で12時間に及ぶ警察調査を受け頭を下げた俳優ユ・アイン「自己合理化の沼に…」

2023年03月28日 話題 #ユ・アイン

「愛してくださった方々に失望を与えた点、深く反省します」

【写真】ユ・アイン、あの美人女優と“密着”ショット

プロポフォールやコカインなど麻薬類投薬の容疑がかけられている俳優ユ・アイン(本名オム・ホンシク)が頭を下げた。

ユ・アインに対する12時間に及ぶ高強度の調査を終えた警察は、調査内容をもとに、彼に対する拘束令状の請求を検討する方針だ。

涙ながら容疑の一部を認める

3月27日午前9時20分頃、ソウル麻浦(マポ)区のソウル警察庁・麻薬犯罪捜査隊に出頭したユ・アインは、約12時間後の21時17分頃、取り調べを終えて取材陣の前に立った。麻薬投薬疑惑が浮上した後、直接立場を表明したのは今回が初めてだ。

調査が始まって50日ぶりに警察署に姿を現し、現場には多くの取材陣が集まった。

(写真提供=OSEN)3月27日、警察の調査を受けて報道陣の前に姿を現したユ・アイン

「麻薬類4種の投薬の疑いを認めるか」という取材陣の質問に、ユ・アインは「調査で明らかにできる事実をそのまま話した」とし、「不祥事でこのような場に立って、これまで私を愛してくれた多くの方々に失望を与えた点、深く反省する。申し訳ない」と謝罪した。

また警察の調査と関連して、「捜査が終わっていない状況なので直接内容を話すことは慎重だが、事件の経緯と関連した質問を多く受けた」とし、「個人的に私の逸脱行為が誰にも被害を及ぼさないというような自己合理化の沼に陥っていたようだ」と答えて涙ぐんだ。

続けて「立場表明が遅れた部分に対しては申し訳なく思う。こんな私を見るのはとても不便だが、このような瞬間を通じて、これまで生きてこなかった本当により健康な時間を生きる機会にしたい」とし、「失望させて本当に申し訳ない」と繰り返し頭を下げた。

ただユ・アインは、「先端恐怖症が投薬の理由なのか」「自宅で麻薬を使ったのか」「毛髪検査でコカインが検出された部分はどう釈明したのか」などの質問には答えなかった。

拘束令状は請求しないとしていたが…

ユ・アインは大麻、プロポフォール、コカイン、ケタミンなど計4種類の麻薬を投薬した疑いをかけられている。

(写真提供=OSEN)

行政機関の食品医薬品安全処は当初、ユ・アインが2021年の1年間に73回にわたって4400mlを超えるプロポフォールを投薬した疑いがあるとして、警察に捜査を依頼した。しかし国立科学捜査研究院の麻薬類精密鑑定の結果、プロポフォール、大麻、コカイン、ケタミンという4種類の麻薬成分が検出された。

これに対してソウル警察庁・麻薬犯罪捜査隊は、ユ・アインにプロポフォールなどを処方したと疑われるソウル江南(カンナム)・龍山(ヨンサン)区一帯の病院・医院と、ユ・アインの居住地などを家宅捜索し、病院関係者を対象に調査を続けてきた。またユ・アインのマネージャーや知人などを参考人として呼んで取り調べた。

警察は、再びユ・アインを召喚して調査を進める予定だ。

ユ・アインが召喚調査でどんな供述をしたのかにも関心が集まる。警察は、ユ・アインが大麻、コカイン、ケタミンなどプロポフォール以外の麻薬類をどんな経路で入手し、投薬したのかという経緯とともに、彼が麻薬の投薬の他に、流通過程にも関与したかどうかなどを調べたものと見られる。

警察は調査結果などをもとに、拘束令状の請求などを検討する予定だ。召喚調査前までは拘束捜査の不要性を強調していた警察が、突然、拘束令状というカードを切り出したことも注目すべき点だ。

これに先立って警察は、家宅捜索を通じて確保した資料だけで1万枚を超えるとし、ユ・アインの麻薬投薬疑惑に対して十分立証可能だと判断したものの、拘束令状の請求は検討していないとしていた。

(写真提供=OSEN)

拘束令状の請求が確定するかどうかはもう少し見守らなければならないが、そんな警察の態度の変化に、一部からは国立科学捜査研究院の精密鑑定結果の他に、具体的な陳述や物証を確保できなかったのではないかという声も出ている。

拘束令状を検討する場合、麻薬投薬の回数と前科などが拘束要件になる見通しだ。そのため警察は、ユ・アインを追加召喚して取り調べる方針。ただユ・アインが公人であり、今のところは初犯であるだけに、警察が彼を拘束捜査する可能性は薄いという見方もある。

豪華弁護団も話題に

警察の召喚調査に同行したユ・アインの豪華な弁護人たちも話題になった。

特に過去に検察で有名芸能人の麻薬捜査を担当した、いわゆる「麻薬通」出身の弁護士などが含まれた弁護団を設けたことが明らかになり、注目を集めた。

(写真提供=OSEN)

最高検察庁・次長検事出身のパク・ソンジン弁護士が名前を載せたが、彼は27年間、検事として活動しながら麻薬事件を多数処理したと知られた。2013年、“牛乳注射事件”と呼ばれた女優イ・スンヨンとパク・シヨン、チャン・ミイネのプロポフォール不法投薬事件の捜査も担当した。

その他にも検事出身のチャ・サンウ弁護士とアン・ヒョジョン弁護士など、韓国最大の法律事務所である「キム&チャン」出身の弁護士も含まれた。

なお、ユ・アインの麻薬容疑で公開を控えていた彼の出演作品は非常事態に陥った。Netflix映画『勝負』とドラマ『終末のフール』は、それぞれ公開を暫定保留・延期することにした状況だ。

◇ユ・アイン プロフィール

1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。

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