BTS(防弾少年団)のメンバー全員が100億ウォン(約10億円)台の株式を保有していることがわかった。
2月15日、企業分析を専門とする韓国CXO研究所が映画やアルバム、ドラマなどのエンタメコンテンツと関連した企業の株式で100億ウォン以上の評価額を保有する個人株主を調査した結果を発表した。
それによると、100億ウォン以上を保有する個人株主は計34人だ。
そのなかで最も高い評価額を持っているのは、“BTSの生みの親”と呼ばれるHYBEパン・シヒョク議長だ。
彼はHYBE株式の31.8%を保有する筆頭株主で、その評価額は2兆5684億ウォン(約2568億円)に上る。これは計34人の“100億ウォンクラブ”の合計評価額4兆1774億ウォン(約4177億円)のうち、61.5%に当たる数字だ。
エンタメ関連の今回の調査で、圧倒的な1位だった。
そんなパン・シヒョク議長に続く第2位に入ったのは、JYPエンターテインメントの創業者で筆頭株主のパク・ジニョン代表プロデューサー。JYPエンタ株の15.2%を保有しており、評価額は3960億ウォン(約396億円)だった。
その他、YGエンターテインメントの創業者であるヤン・ヒョンソク前総括プロデューサー(1658億ウォン)、キム・ウテクNEW会長(898億ウォン)、シン・ヒョンホD&C MEDIA代表(844億ウォン)らが上位に上がった。
BTSメンバーも“100億ウォンクラブ”に名を連ねた。
メンバー全員がHYBE株を保有しており、その評価額はSUGA、JIMIN、V、JUNG KOOKがそれぞれ133億ウォン(約13億3000万円)、J-HOPEが122億ウォン(約12億2000万円)、RMが113億ウォン(約11億3000万円)、JINが102億ウォン(約10億2000万円)だった。
パン・シヒョク議長は会社の上場に先立って、BTSの7人に1人当たり6万8385株を贈与した。評価額が少ないJ-HOPE、RM、JINは、単純に株を一部売却したからだ。
いずれにしてもパン・シヒョク議長が率いるHYBEがいかに大きな企業であるか伝わってくるが、そんなHYBEは最近、時価総額が業界2位のSMエンターテインメントの筆頭株主となった。
今後、韓国エンタメ業界でHYBEがさらに独走状態となるのか注目が集まっている。
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