撮影後に行われたインタビューで、2人は『次のソヒ』について語っている。
ユジン役のペ・ドゥナは「ずっと仕事でアメリカにいたので、こうして2人で顔を合わせるのは10ヵ月ぶりだ。撮影を振り返ってみると幸せだった記憶しかない。家族のような雰囲気で撮影した」と答え、撮影当時を振り返った。
ソヒ役を勤めた注目の新鋭女優キム・シウンは「本当に寒かった記憶がある。撮影期間から1年が過ぎて、似たような季節に上映するということが不思議」と、封切りを期待した。続けて「このような物語を世の中に知らせたいという考えが強かった。“次のソヒ”は現在も存在していると思うから」と答えた。
『次のソヒ』は、コールセンターで現場実習を行うことになった高校生のソヒ(演者キム・シウン)が体験する事件と、これに疑問を抱く刑事ユジン(演者ペ・ドゥナ)の物語だ。
同作は、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のクロージング作品に選ばれた。
◇ペ・ドゥナ プロフィール
1979年10月11日生まれ。韓国・ソウル特別市出身。演劇俳優である母キム・ファヨンの影響を受け、幼少期から女優を夢見る。1998年にモデルデビューすると、翌1999年に日本映画『リング』の韓国リメイク作品『リング・ウイルス』の貞子役として女優デビューを果たす。そして2000年に出演したポン・ジュノ監督の長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』で主演を務めブレイク。是枝裕和監督が手がけた2009年の『空気人形』で第33回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を獲得した。現在はNetflix作品やハリウッド映画など、さまざまな作品に出演している。