BIGBANG出身のT.O.P（本名チェ・スンヒョン）が宇宙旅行プロジェクト「dearMoon」で新しい跳躍に乗り出す。
12月9日、T.O.P側によると、T.O.Pは来る2023年、イーロン・マスクが設立した米国宇宙探査企業スペースXによる月旅行プロジェクト「dearMoon」に参加する。同プロジェクトは民間人初の月飛行を目標とし、T.O.Pを含む8人のクルーが搭乗する予定だ。
破格の歩みを予告したT.O.Pは、「“dearMoon”プロジェクトのクルーメンバーに選ばれてとても光栄」とし、「幼い頃から常に宇宙と月に対して大きな幻想を持っていた。今回のプロジェクトを通じて個人的な成長を期待しており、新しい刺激と悟りを感じたい」と動機を明らかにした。
続いて「月に行くことはまったく怖くない。韓国で初めて月に行き、祖国を代表するということに大きな自負心と責任を感じる」とし、「“dearMoon”プロジェクトが全世界にインスピレーションを与え、また多くの人々に希望を与えられればと思う。夢を持った人なら何でもできるということを実感してほしい」と付け加えた。
「dearMoon」プロジェクトは、日本最大のファッション専門オンラインショップ「ZOZOTOWN」の設立者であり、電子商取引企業スタートトゥデイの創業者である有名企業家の前澤友作が企画したアートプロジェクトの一環で、スペースXが開発した宇宙船に乗って約7日間、月軌道を回りながら飛行する日程だ。
先立って前澤友作は、プロジェクト発表と共に宇宙船の座席8席をすべて買い入れ、2021年3月に全世界の人々を対象に月飛行に行く人を公開募集した経緯がある。該当公募には249の国および地域から100万人以上が志願し、熱い関心を集めたりした。
特に前澤友作は同プロジェクトに参加するクルーとして、「芸術家（アーティスト）だと思う人を選ぶ。宇宙旅行を通じて大きく成長し、人類および社会に役立つ可能性があり、同乗者をサポートすることもできなければならない」という2つの条件を提示していた。それにふさわしいクルーメンバーとしてT.O.Pが選定されたことになり、本格的に始まるプロジェクトに対する期待感が高まっている。
T.O.Pの他にも今回の「dearMoon」プロジェクトには、BTS（防弾少年団）とのコラボしたこともあるDJ兼プロデューサーのスティーヴ・アオキをはじめ、フォトグラファーのリアノン・アダム、カリム・イリヤ、振付師のイェミ・A.D.、ミュージシャン兼ユーチューバーのティム・ドッド、ドキュメンタリー制作者のブレンダン・ホール、俳優のデヴ・ジョシー、そしてバックアップクルーとしてスノーボーダーのケイトリン・ファリントン、ダンサーのミユまで、様々な国や分野のアーティストが抜擢された。
前澤友作とT.O.Pが共にする「dearMoon」プロジェクトは、2023年の進行を控えている。
◇T.O.P プロフィール
1987年11月4日生まれ、本名チェ・スンヒョン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビューした。最年長メンバーであり、グループ内ではリードラッパーを務める。2017年に義務警察として兵役をスタートさせたが、服務中に過去の大麻使用事実が明らかになり、社会服務要員に転換した。2019年7月の除隊当時は秘密裏にファンミーティングを開催し、その場に駆け付けたファン一人ひとりと握手を交わすなど、ファンに対する並みならぬ愛情を見せた。2022年2月、YGエンターテインメントとの専属契約を解約した。
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