予告では、今年21歳になった妻パク・ウンジと32歳の夫モ・ジョンミン夫婦の事情が一部公開された。妻の家族と同居するモ・ジュンミンは、自身とは異なってエネルギッシュな妻の家族に疲れた様子を見せ、別居を望むという内容だった。
しかし、重要なのは別居ではなく、2人の年齢差だった。単純に11もの年齢差があるということではなく、30代の成人が未成年と体の関係を持って妊娠にまで繋がったというのが問題だとされている。
レギュラーパネラーのイ・インチョル弁護士は、スタジオで対面したモ・ジュンミンに「30歳なら知っている歳のはずなのに、高校生に会うことは一線を越えている」と指摘したりもした。
この予告を受け、視聴者掲示板には「未成年者への性犯罪を正当化し、ロマンスで包装している」「番組名から間違っている。ほとんどの回で、未成年女性と成人をはるかに超えた男性の話を扱っている。未成年者を妊娠させたことは、いかなる理由であれ正当化できない」「有害さを宣伝する番組だ。直ちに廃止せよ」などの非難が殺到している。
公式ホームページの内容によると『高校生ママパパ』は10代という幼い年齢で親としての責任感を背負った人々が、どのような日常生活を送っているのかに対する好奇心から始まった番組だという。崖っぷちに立たされた高校生年代の母親たちが、立派な社会の一員として成長できるよう助けるという企画意図を持っている。
ところが、いつからか企画意図から遠ざかり、より刺激的な関係性を探すようになってしまった。
このためか、視聴率は昨シーズンに比べて高くなっているが、視聴者の批判も高まっている状況だ。
大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「以前が番組に出てくるシーンや状況で人気を高めたとすれば、今は出演者の状況自体で人気を集めている。年齢差が大きいカップルが一般化されて出てくれば、性的犯罪という面で悪用される可能性が高くなるという危険性を持っている」とし、「MBNチャンネルは注目度自体が低いため、話題性を集めなければならない。(MBN側は)出演者から構成まで、ノイズになるようなもので広報し、話題性を作っている」と説明した。
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