JINは最近、ファンコミュニティを通じて、「来月誕生日(12月4日)ですが、うきうきしますか?」というファンの質問に「いいえ。最前線に立ちます」と答え、入隊が近づいたことを暗示したりもした。
1992年生まれのJINは、12月4日で満30歳となる。2020年に改正された兵役法により、文化体育観光部長官の入隊延期推薦を受け、今年末まで入隊が延期可能だった。
しかし彼は入隊延期期間が残っているにもかかわらず、入隊延期の取り消しを予告して兵役に対する意志を表わした。去る10月、BIGHIT MUSIC側は「JINは入隊延期取り消しを申請し、以降兵務庁の入隊手続きに従う予定だ。他のメンバーも各自の計画に従って、順次兵役を履行する予定」と明かした。
BTSメンバーの入隊計画を公言し、兵役免除の議論などが出ていたなかで兵役の義務を果たすという意思を明確にしたわけだ。
その後の11月4日、JINは兵務庁に入隊延期取り消し願いを提出し、入隊時期を繰り上げた。これと関連してJINがライブ放送を通じて、赤裸々に入隊と関連した話を伝えたりもした。
それによると、JINは当初、2020年11月のアルバム『BE』を発表後に入隊する予定だったという。しかし同年8月に発表した『Dynamite』が世界的な人気を得たことで、計画を延期することに。以降、BTSは『Butter』『Permission to Dance』などが大きな反響を得て、グローバルスターとしての地位を確固たるものにした。彼は「今考えてみれば、その時期に(兵役に)行かなかったのは正しかったようだ」と伝えた。
続いてJINは、「次はグラミー賞が終わって軍隊に行く準備をしていた。寒いのが嫌いなので、冬を避けて5~6月に行こうとしたし、会社もOKした。(6月に公開された動画「2022チン防弾会食」は)軍隊に行くと間接的に話したもの」と説明した。
しかし10月の釜山(プサン)世界万博誘致祈願コンサート「BTS 'Yet To Come' in BUSAN」によって、さらに予定変更が生じたと明らかにした。
彼は「遅くとも秋には軍隊に行こうと決心したが、メンバーたちが“今回が本当に最後の公演のようだ。ここまでやってほしい”、“僕たちは歓声のあるまともな公演をできなかった”と、ファンに対する礼儀の意味で説得した」とし、「あちこちで“行かないのが正しいのではないか”、あるいは“行くのが正しいのではないか”と言われ、その話が過熱して悪口もたくさん言われた。悔しさもなくはなく、残念でもあったが、ファンたちの涙の公演を見なくて幸いだ。悪口は少し言われたが、満足している」と話した。
兵役が迫ったJINは、入隊前最後のソロシングル『The Astronaut』を発表し、様々な活動を繰り広げた。JINが直接作詞に参加し、ファンに向けた愛情を込めた『The Astronaut』は、これまで自分の近くで惜しみない支持と愛を送ってくれたファンに向けた挨拶でもあった。
いずれにしても12月13日に入隊することが決まったJIN。「望まない記事が出てしまったが、僕たちのARMY(BTSファン)の皆さん、訓練所にいらっしゃったら駄目ですよ」と最後までファンへの愛情を示したJINが、残りの期間、どう過ごすのか注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
◇JIN プロフィール
1992年12月4日生まれ。本名キム・ソクジン。BTSの最年長メンバーで、グループ内ではボーカルを担当している。高校生の頃にドラマ『善徳女王』を見て俳優キム・ナムギルの演技に感動し、一時は役者を目指していた。通学途中にスカウトされたことでBig Hitエンターテインメントの練習生となるが、実は中学時代に一度韓国屈指の有名事務所SMエンターテインメントにスカウトされている。一次審査合格の通知が届いたが、詐欺だと思って断ったというエピソードはファンの間でも有名。
■【写真】「恋に落ちた」世界を熱狂させたJINの“美男子ぶり”