検察は「アイドル志望生だった公益情報提供者を夜間に呼び、“お前一人消すことは難しくない”とし、陳述翻意を要求した点を総合する際、恐怖心を誘発するような害悪な告知をしたことは明白だ」とし、ヤン元代表に懲役3年を宣告してほしいと裁判所に要請した。
また検察はヤン元代表に対して「犯罪行為の手口と罪質が非常に不良だ」とし、「それだけでなく、犯行以後の態度もやはり良くない。捜査から公判過程に至るまで犯行を全く認めず、反省の兆しさえ見えない」と指摘した。
ヤン元代表は、元歌手練習生のA氏が麻薬疑惑で逮捕され、警察の捜査を受けている際にB.Iの麻薬購入疑惑を警察に陳述すると、A氏を懐柔・脅迫し、B.Iに関する捜査を阻んだ疑惑で裁判に付された。
これと関連して、A氏は警察がB.Iの麻薬情況を確保しても捜査をせず、その中心にヤン元代表がいるという趣旨の主張をしていた。
なおB.Iは2016年4月、A氏を通じてLSD、大麻などの麻薬を購入し、このうち一部を数回吸入した疑いで起訴され、2021年9月の一審で懲役3年、執行猶予4年などを宣告された。