すると7月にJ-HOPEがソロアルバム『Jack In The Box』を、10月28日にはJINが初のソロシングル『The Astronaut』を発表。そして11月1日、RMもソロアルバムのリリースを伝えた。
RMは音楽活動だけでなく、韓国tvNの新番組『知っておいても役に立たない神秘的な人間雑学辞典-アルスルインジョブ』(原題)のMCに抜擢されるなど、活発なソロ活動を予告している。
とにかくBTSは、ソロ活動重視の“第2章”を宣言してからわずか半年も経たず、7人中3人が正式にソロデビューすることになったのだ。
急いでいるとさえ感じられるソロ活動の背景にあるのは、やはり兵役だろう。
男性アイドルが兵役問題で様々な議論の対象になることは珍しくないが、BTSの場合は異常なほどだった。政治圏や経済圏と、韓国社会を巻き込んで議論となり、賛否両論の混乱もあった。
そんな兵役議論を解決したのは、他でもなくBTSメンバーたちだ。去る10月17日、所属事務所BIGHIT MUSICが「まもなく個人活動を開始するメンバーJINは10月末に入隊延期の取り消しを申請する予定」と明かし、「他のメンバーも各自の計画に沿って、順次兵役を履行する予定」と伝えて議論を終結させた。
そのためBTSは、今年中の入隊がささやかれる1992年生まれの最年長JINを皮切りに、次々と兵役義務を履行すると見られる。
残りのメンバーを年齢順に見れば、1993年生まれのSUGA、1994年生まれのJ-HOPEとRM、1995年生まれのJIMINとV、1997年生まれのJUNG KOOKとなっており、延期措置で「満30歳まで入隊」となっているものの、「当社とメンバーは2025年あたりにはBTSが7人でのグループ活動を再開することを希望している」(BIGHIT MUSIC)としているだけに、来年から再来年にすべてのメンバーが入隊する可能性もゼロではない。
だからこそメンバーのソロ活動を急いでおり、その傾向は今後も続くと予想される。そう考えれば、あと1年余りで残りの4人がソロデビューすることになり、半年で3人というペースもそれほど驚くことではないのかもしれない。
いずれにしても兵役を控えてソロ活動を加速させているBTS。彼らの個々人の活動が“2025年あたり”のグループ活動をさらに輝かせるものになるのか、今から期待したい。