女優ク・ヘソンと、その夫アン・ジェヒョンの激しい対立が続いている。
そんななか、アン・ジェヒョンの最新出演作であるMBCの新ドラマ『瑕疵ある人間たち』にまで、火の粉が飛んだ。
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「おしどり夫婦」と呼ばれるほど、韓国芸能界を代表するカップルだったク・ヘソンとアン・ジェヒョンは、度を超えた暴露戦を広げて“不仲のアイコン”に生まれ変わっている。2015年にドラマ『ディア・ブラッド～私の守護天使』で共演し、翌年結婚した2人は、バラエティ番組などを通じて甘い結婚生活を公開してきた。
しかし8月18日にク・ヘソンがSNSで、アン・ジェヒョンの心変わりによって離婚の危機を迎えていると発表し、自分は家庭を守るなどと主張して衝撃を与えた。
アン・ジェヒョン側は2人が真剣な話し合いの末に離婚を決めたとしたが、ク・ヘソンはアン・ジェヒョンが泥酔状態で複数の女性と接触したことや、性的な侮辱の言葉まで言われたと主張した。アン・ジェヒョンもク・ヘソンとの結婚生活について詳しく説明するなどし、2人の暴露戦が続いた。
9月4日にとあるメディアがアン・ジェヒョンの携帯電話のデジタルフォレンジックの結果として、ク・ヘソンとアン・ジェヒョンのメッセージ内容を公開すると、ク・ヘソンは離婚事由がアン・ジェヒョンの浮気にあるとした。
そしてその相手は、現在撮影中のドラマの女優と主張した。またアン・ジェヒョンと女優がホテルでガウンを着たまま食事する写真を持っていると明かし、さらなる衝撃を与えた。
火の粉が飛んだのは、アン・ジェヒョンの出演ドラマだ。
アン・ジェヒョンは現在、11月に放送予定の新ドラマ『瑕疵ある人間たち』を撮影中だ。ク・ヘソンが同ドラマの出演女優を浮気相手と言及し、ドラマにも火の粉が飛んだ。
アン・ジェヒョンとともに主演を務めた女優オ・ヨンソ側は、「明白な虚偽事実」としながらク・ヘソンに対して強力な法的対応を行うことを示唆した。また別の出演女優であるキム・スルギまでネット上で名前が挙がり、事態は混乱を極めている。キム・スルギに近い放送関係者は、「まったく事実ではない」と慎重な立場を見せた。
まだ作品が放送されてもいない段階で、問題の中心に立たされた『瑕疵ある人間たち』としては、当惑せざるを得ない状況だろう。
現在まで『瑕疵ある人間たち』は、50％以上の撮影を終えた状態だ。半分以上の撮影を終えたなかで、多くの分量を占めているアン・ジェヒョンを降板させることは難しい。しかし、センシティブな問題が絡み合っているため、放送自体を心配する視線もある。
ドラマのある関係者は「最近までも撮影現場の雰囲気は非常に良かった」とし、「予期せぬ出来事に放送されていない作品が関連付けられ、本当に厄介だ」と述べた。別の関係者も「アン・ジェヒョンは撮影分量が多く、ほぼ撮影が終わっていたり、1人で撮影することが多かったりしたのに、なぜこんな話が出てきたのかわからない」と伝えた。
ク・ヘソンとアン・ジェヒョンの暴露戦に対して、周辺人物までもが立場を表明しているなかで、「なぜ2人の痴話げんかを全国民が見守る必要があるのか」といった声まで出ている。
つじつまが合わない2人の暴露への信頼性は下がっており、またク・ヘソンの度を超えた私生活暴露も疑問視されている。2人の騒動が起きた当初はク・ヘソンに向けた応援が多かったが、現在はアン・ジェヒョンへの同情論もあり、“どっちもどっち”との意見もある。
人気スターのカップルであるため、彼らの私生活にも多くの関心が向かざるを得ない。しかし、夫婦間の極めて私的な部分まで生中継のように暴露するク・ヘソンとアン・ジェヒョンに対して、大衆の疲労感は高まっている。
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