今年放送された韓国のテレビ番組やドラマで最も苦情が多かったのは、ドラマ『太宗イ・バンウォン』(原題)の馬への虐待に対する非難ということがわかった。
10月12日、国会・科学技術情報放送通信委員会所属のユン・ドゥヒョン議員が放送通信審議委員会から受け取った資料によると、今年1~9月まで放送された番組のなかでKBS1のドラマ『太宗イ・バンウォン』の落馬シーン撮影に対する視聴者の苦情が最も多く、計944件に上ったことがわかった。
問題となったのは、1月に放送された『太宗イ・バンウォン』の第7話。イ・ソンゲ(演者キム・ヨンチョル)が狩猟中に落馬するシーンを撮影する過程で、ワイヤーで馬を強制的に転ばせる映像が公開され、動物虐待の議論が浮上した。
その撮影でワイヤーをかけられた馬は、1週間後に死亡したと伝えられ、さらに非難は激しくなった。
議論によってドラマは2週間連続で放送休止となり、KBSは「生命倫理と動物福祉に対する認識を改善し、出演動物の安全を保障するために制作ガイドライン条項を新しく用意した」と謝罪した。
2番目に苦情が多かったのは、KBS2のバラエティ番組『家事をする男たち』(原題)シーズン2で、未成年者の包茎手術を扱った回だった。9月に放送された回で、元野球選手ホン・ソンフンが中学生の息子と彼の友人を泌尿器科に連れていったのだが、包茎手術を受けることに対する戯画化の議論が起き、最終的に制作陣が謝罪する騒動となった。
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