そのため「パーキングの職員が車のキーを渡した」というシン・ヘソン側の説明と矛盾が生じ、“嘘の釈明”ではないかとの疑惑が浮上した。
それを受けてシン・ヘソンの所属事務所は2回目の立場文を発表し、「泥酔状態だったシン・ヘソン氏は、バッグの中に自分の車のキーがあると考え、その後、近くにあった車両の扉が開かれると、該当車両が自分の車両であると勘違いして車両助手席に搭乗した」と事実関係を修正した。
また「所属事務所側が急いで立場文を発表する過程で、当事者が逮捕状態で、同席した知人たちの記憶がすべて明確ではなかった状況により、多少不正確な事実関係が発表された点について申し訳ないという言葉をお伝えする」と頭を下げた。
いずれにしてもシン・ヘソンが飲酒運転という「弁解の余地がない」（所属事務所）罪を犯した。しかも2007年に続いて2度目だ。彼に対する非難の声が続いている。
所属事務所の2回目の公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは。
シン・ヘソン氏の法律代理人を務める法務法人チェソンのイ・ドンフン／チョン・ダウン弁護士です。
シン・ヘソン氏の事件と関連して当事者および警察調査を通じて、現在まで確認された事実関係を下記のように申し上げます。
1.シン・ヘソン氏は2022年10月10日6時頃、江南区所在の飲食店で男性の知人らと一緒に夕食会を持ちました。その飲食店は、夕方には駐車料金（バレット費）を前払いで決済し、駐車スタッフが先に退勤する場合は車のキーを車内に置いて退勤する方式です。
2.泥酔状態だったシン・ヘソン氏は、バッグの中に自分の車のキーがあると考え、その後、近くにあった車両の扉が開かれると、該当車両が自分の車両であると勘違いして車両助手席に搭乗しました（車両内部にキーがあった関係で誰もが扉を開けられる状態でしたが、シン・ヘソン氏は本人がキーを持っているから車の扉が開かれたと思っていたようです）。
3.シン・ヘソン氏は江南区の飲食店から出発した当時、同席した知人男性が呼んだ代理運転手が運転する車に乗って出発しました。飲食店前のCCTVを通じて10月11日午前0時5分頃、代理運転手が到着した事実およびこれから約3分後、代理運転手が運転する車両が飲食店を出発した事実を確認することができました。
4.シン・ヘソン氏は代理運転手が運転する車両を通じて、知人を家に降ろしました。そして代理運転手なしで酔った状態で直接車両を運転して自分の家に向かっている間、道路に停車した車の中で眠りにつき、届出を受けて出動した警察の飲酒測定を拒否して逮捕されました。
上記の内容が私たちが現在までに把握した事実関係です。本日午前、所属事務所側が急いで立場文を発表する過程で、当事者が逮捕状態で、同席した知人たちの記憶がすべて明確ではなかった状況により、多少不正確な事実関係が発表された点について申し訳ないという言葉をお伝えします。
シン・ヘソン氏は本日午後、弁護人の立ち合いの下、警察の調査を終えて帰宅しました。シン・ヘソン氏は、本人が犯した過ちが言い訳の余地のない大きすぎる過ちであることを認識して深く反省しており、シン・ヘソン氏の軽率な行動によって多くの方々に心配をかけ、申し訳ないという言葉をお伝えします。また、シン・ヘソン氏の行動と所属事務所の従来の立場文によって、予期せぬ被害を受けたすべての方々にも謝罪の言葉を申し上げます。
シン・ヘソン氏は今後行われる捜査および調査過程にも誠実に取り組み、自分の過ちに対して罰を甘受すると思います。もう一度、申し訳ないという言葉をお伝えします。
◇シン・ヘソン プロフィール
1979年11月27日生まれ。1998年にSHINHWAのメンバーとしてデビュー。メインボーカルを務め、『Hey, Come on!』『Your wedding』『Perfect Man』など数多くのヒット曲を発表して大きな愛を受けた。2005年にはソロ歌手としてもデビュー。SHINHWAメンバーのなかで唯一、演技経験がなく、アーティストとしてのイメージが強い。
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