今年の下半期に放送される韓国ドラマは、“子役出身”女優たちが多く出演する予定だ。
“子役出身”という枕詞を取ることこそが課題かもしれない彼女たちだが、事実上、今の韓国ドラマを担っていると言っても過言ではない。
現在平均視聴率10%前後を記録しているドラマ『医者ヨハン』(SBS)と『十八の瞬間』(JTBC)には、それぞれイ・セヨン(26)とキム・ヒャンギ(19)がヒロインとして出演している。
天才子役から演技派女優へ。韓国版“奇跡の世代”キム・ヒャンギの目覚ましい成長
2人とも子役としての活動期間が長いため幼いイメージが強いが、成人してからはドラマを引っ張る主演級女優として成長した。
数年前から“名品子役”として名を轟かせ、『君の名は。』韓国版ヒロインでもあるキム・ソヒョン(20)も、9月放送予定の新時代劇『朝鮮ロコ 緑豆伝』(KBS2)で本格的女優としての姿を披露する。
キム・ソヒョン、キム・セロンと共に「子役BIG3」の1人であるキム・ユジョン(19)も、パク・ボゴムと共演した『雲が描いた月明り』(KBS)を通じて見事に大人女優への変身を遂げた。
主演級の女優として活躍する彼女たちの姿は、多くの子役から羨望の眼差しを向けられている。
今年の下半期には、大ヒットドラマ『SKYキャッスル』(JTBC)でブレイクした子役たちが活躍する見込みだ。
9月放送予定の『何となく見つけた1日』(原題)にはイェソ役を熱演したキム・へユン(22)が出演。ヘナ役のキム・ボラ(23)も、年末放送予定の『ジェーン・ザ・ヴァージン』のヒロイン役を検討中という。
このように、子役出身の女優たちが次々とドラマの主演として起用される理由について、関係者たちは「安定した演技力」を挙げる。
また、「最近ニューフェイスがなかなか見つからない中、作品は増えているので俳優探しが難しくなっている。そこで子役出身の人材を積極的に活用するようになるのだ」と分析する声も。
とある関係者は「大人俳優も決して少なくはない。ただ主演としての実力とスター性のある人と、そうでない人の間に差があるため『俳優不足』という言葉が出るのだ。だから子役出身に依存する現象が起きるし、俳優不足の現象はまた現れるはず」
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