日本国籍を放棄して“韓国人”となったカンナム、日本生まれの苦労を明かす…朴セリとITを学ぶ番組に

2022年08月06日 テレビ #朴セリ

韓国JTBCの新バラエティ番組『今日からイッ(IT)生』(原題)を率いる“韓国女子ゴルフ界のレジェンド”朴セリと日本出身の歌手カンナムが注目を集めている。

【写真】カンナム、“日本国籍放棄”のワケ

『今日からイッ(IT)生』は、新型コロナによって“非対面”が急速に広まった原題、まだ先端まだまだデジタルに不慣れな人たちが、より便利なITライフを送るため、孤軍奮闘しながらスマートワールドに適応していく成長バラエティだ。

朴セリは「自分はデジタルとアナログの中間地点にいると思っていたが、実はアナログ中心の生活を送っていた。今回の番組を通じて知らなかったことを知りながら、日常の便利さを探してみようと思い、出演を決心することになった」と出演のきっかけを明かす。

そして朴セリとともにデジタル世界を生きていくカンナムも、やはり、「普段から電子機器の使い方やインターネットの使い方が分からなくて、手伝ってもらっている方だ。今は自分の力でできるようにデジタルを一度習ってみたいと思い、出演を決心した」と期待を示した。

(画像提供=JTBC)上から朴セリ、カンナム

また朴セリが、番組での情報が実生活で役立った点について「いつでも望む情報を、すぐに得られるのが有用だ。特にスマート決済機能は本当に便利だと思う」と感心すると、カンナムも「最も役に立つ部分はスマートペイだ。撮影をしながらスマートペイを使ったが、財布を置いてきても携帯電話さえあれば決済が可能なので新世界を経験した」として目を輝かせた。

日本生まれならではの難しさも…

それだけでなく、朴セリとカンナムはメンバーとのチームワークをそれぞれ「10点満点で3点」「10点満点で1点」と挙げた。

朴セリは「実際に撮影すると、皆が似たようなレベルなので面白い。我々は、まだまだ先が遠い」と述べた。カンナムもまた「デジタルに慣れていないからか、新しいことを学ぶ時にはたくさん迷ったり、各自が意地を張ったりもする。少しずつ学んでいけば、チームワークが良くなるのではないかと思う」とし、今後への期待と好奇心を呼び起こした。

そうかと思えばカンナムは、「ほかのメンバーがそのまま(会員)加入する際、私はカスタマーセンターに電話したりマネージャーに聞いている。(日本生まれの)外国人なので、プロセスがより複雑になる時があるので大変だった」とし、会員加入によって経験した苦労などのエピソードを話してくれた。

朴セリはスマート人間に生まれ変わるならば、真っ先にやってみたいことで「配達アプリを自由自在に使ってみたい。これまでは売り場に直接訪問していたが、スマート決済をマスターすれば便利に受け取れそうだ」と伝え、誰よりもITライフを望んでいるようだ。

それと同時に朴セリは、「視聴者の方々も知らなかったデジタル機能があるかもしれない。そのような要素を一緒に探しながら、実生活に適用してみるのもいいと思う」とし、番組の注目ポイントを選んだ。

これに対してカンナムも、プログラム愛を口にし「デジタルに不慣れな年を取った方々、電子機器をうまく扱えない人々が、一つのチームになって言い争う部分が面白いようだ」と伝えている。

最後に朴セリは、「デジタル時代にアナログの人生を生きている私たちが、一段階ずつ知っていく姿を見ながら、一緒に学んで共感してくだされば良いと思う」と抱負を伝え、カンナムも「デジタルを使いこなす、すべての人たちがとてもすごい。私たちのようにデジタルをうまく活用できない方や、年配の方もゆっくり一つずつ学んでいけば、皆がうまくできるようになるだろう」という言葉で、デジタル世界に対する小さな勇気を植え付けた。

(記事提供=OSEN)

◇カンナム プロフィール

日本名は滑川康男。韓国人の母と日本人の父を持ち、2011年にアイドルグループ「M.I.B」のメンバーとして韓国デビュー。日本国籍でありながらも流暢な韓国語や韓国への愛情を見せ、人気を集めた。2019年10月には元韓国代表のスピードスケート選手イ・サンファと結婚。2人の結婚式では、イ・サンファの生涯のライバルであり、親友でもあった日本の小平奈緒が韓国語で結婚を祝うメッセージを送り話題となった。2021年10月には自身のYouTubeチャンネルで「カンナムが日本国籍を放棄します」という旨の動画を公開。同年12月13日にはインスタグラムを通じて、韓国への帰化試験合格を伝えた。

◇朴セリ プロフィール

1977年9月28日生まれ。元プロゴルファー。1992年、当時中学3年のアマチュアながら、招待出場した韓国女子ツアーで初優勝。1996年にプロ転向した後、1998年に20歳の若さで「全米女子オープン」と「全米女子プロゴルフ選手権」で優勝。2016年に10月に現役を引退するまで、米国女子ツアー通算25勝(うちメジャー大会優勝5回)を記録した。2007年には韓国人及びアジア人として初めてLPGAの殿堂入りを果たしている。

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