物議をかもした韓国スターのうち、まともな対処ができずに騒動をさらに大きくした芸能人のランキングが発表された。
ポータルサイトDCインサイドが7月25～31日に、「誤った対処で騒動をより大きくしたスターは？」という投票を行った結果、第1位に選ばれたのは美人ダンサーのノジェだった。
総投票数3万8388票のうち、15％の5429票を集めて1位となったノジェ（NO:ZE）は去る7月、中小企業を見下したとの問題提起を受けて物議をかもした。
彼女がSNS広告を行う過程で、中小企業の広告だけは遅れて投稿したり、削除したりし、その過程で中小企業の広告会社がノジェ側に何度も泣訴したが、まともにコミュニケーションできなかったという内容の文章がオンラインコミュニティに投稿された。数千万ウォン（数百万円）の広告契約をしながら、中小企業を見下し、ないがしろにしたという主張だった。
所属事務所は当初、「事実無根」と公式立場を発表したが、“見下し疑惑”が事実と明らかになると、「当社とアーティストは本事案の深刻性を悟って反省しており、今後このようなことが再発しないよう最善を尽くす」と追加の立場を示した。
所属事務所が疑惑を認めたにもかかわらず、ノジェ本人は一切謝罪せず、その態度が非難の的となった。事態がさらに悪化して、ようやくノジェは「弁解の余地なく、該当関係者の方々に被害を及ぼし、失望を与えて心より申し訳ない」と謝罪したが、時すでに遅しという印象が否めなかった。
2位に選ばれたのは、4287票（12％）を集めたLE SSERAFIM出身のキム・ガラムだ。“HYBE初のガールズグループ”として注目を集めたが、デビュー前だった4月から中学生時代に同級生をいじめたとの疑惑が浮上。「事実無根」とし、5月にデビューを強行したが、議論が大きくなると活動を中断した。そして7月20日、所属事務所が「当社はキム・ガラムとの専属契約解除を決定した」と発表し、キム・ガラムはグループ脱退、契約解除となった。
所属事務所は「キム・ガラムも被害者」などと主張していたが、キム・ガラムとの契約解除をしているだけに、“いじめ疑惑”は事実だったという印象を与えた。現在も真相は明らかになっていない。
3位は3788票（10％）のシンガーソングライター、ユ・ヒヨルだ。自身の曲『とても私的な夜』（原題）が日本の巨匠・坂本龍一の『Aqua』の盗作との疑惑が提起され、議論になった。疑惑が浮上するとユ・ヒヨルは、「曲のメインテーマが十分に似ているということに同意することになった。発表当時、純粋な創作物と考えたが、2曲の類似性は認めざるを得なかった」と頭を下げた。
ただ、坂本龍一側が「盗作ではない」とし、また専門家らも盗作かどうか議論中だったなか、最初の対処であたかも盗作を認めると言及したことで、正すことが難しくなり、事態を悪化させた。一連の騒動でユ・ヒヨルは、13年間も続いた音楽番組『ユ・ヒヨルのスケッチブック』から降板する意思を明らかにした。
以下、4位には“偽ブランド品”騒動で炎上したユーチューバーのソン・ジア、5位には番組で捏造するなど“お騒がせタレント”として知られるハム・ソウォンなどが選ばれた。
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