“K-POPキング”の帰還だ。K-POPの新しい歴史を次々と作ってきたBTS(防弾少年団)が、いよいよカムバックする。
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BTS(RM、JIN、SUGA、J-HOPE、JIMIN、V、JUNG KOOK)が6月10日13時(アメリカ東部時間0時)、デビューから9年間の活動を集大成したアンソロジーアルバム『Proof』を発売する。
BTSがフィジカルアルバムを発表するのは、2021年7月の『Butter』や『Permission to Dance』などが収録されたシングルCD以来、約11カ月ぶりだ。
今回のアルバムはデビュー10年目に入るBTSの過去、現在、未来の物語を込めた。今年デビュー9周年を迎えるBTSが、10年目のアーティストとして新しいチャプターを開く今、これまでの活動を振り返るという意味だ。
計3枚のCDで構成された今回のアルバムには、タイトル曲『Yet To Come』をはじめ、『RUN BTS』『For Youth』の新曲3曲を含めた計48曲が収録される予定だ。
タイトル曲のタイトル「Yet To Come」は「まだ来ていない」という意味で、「最も美しい瞬間」(The Most Beautiful Moment)という意味の副題がついている。メンバーのRMとSUGA、J-HOPEが曲作業に参加した。『Dynamite』に続き、2021年に発表した『Butter』『Permission to Dance』と相次いで英語曲を発売したBTSは、久しぶりに韓国語曲とメンバーが参加した曲をタイトル曲として掲げたという点でさらに注目されている。
昨年発表した『Butter』を通じて、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で通算10週間1位を占める快挙を成し遂げたBTSが、今回のアルバムでどんな記録を作るのか、全世界が注目している。『Butter』のシングルアルバムは、発売1週間で197万枚以上の販売量を記録しながら、2021年に発売されたアルバムの中で初週販売量(初動)基準の最高記録を作った。
とあるK-POP関係者は「『Butter』でビルボード“HOT100”の新しい歴史を描くほど世界的なファン層がしっかりしているため、今回もやはり“HOT100”とメインアルバムチャート“ビルボード200”で期待される成績を収めることができるのではないか」と見通した。
また別の関係者は「今回のアルバムは去る9年を総網羅したアルバムという点で、ファンにもBTSにも特別だろう」とし、「特に最近、BTSの兵役関連のイシューが再注目されているなかで発表するアルバムであるため、新曲『Yet To Come』が収める成績にも業界内外の関心が集まるしかない」と話した。
ただ一部のファンの間では、今回の新アルバムと関連する活動に対して“不買”の動きも見せている。
バンド「Autumn Vacation」のメンバー、ボビー・チョン(本名チョン・デウク)が手掛けた曲『Filter』が、今回の新アルバム『Proof』に収録されているからだ。現在、ボビー・チョンが違法撮影の容疑で裁判を受けているだけに、曲と参加者の選定に慎重になるべきだったとの指摘も出ている。
今後、BTSはアルバム発売に合わせて久しぶりに韓国の音楽番組にも出演する予定だ。特にこれまでアメリカを中心に活動し、最近ではホワイトハウスに招待されるなど、グローバルな地位を強固にしたBTSが久しぶりに韓国でステージを繰り広げるだけに、韓国ファンも喜ぶしかない。
彼らは来る6月16日のMnet『Mカウントダウン』を皮切りに、6月17日のKBS2『ミュージックバンク』、6月19日のSBS『人気歌謡』に出演し、ファンの前で新曲のステージを披露する。韓国の音楽番組出演は2020年3月以来、2年余りぶりだ。特に6月13日にはソウル奨忠(チャンチュン)体育館で『Mカウントダウン』の事前撮影を進め、4000人のファンの前で新曲ステージを披露するなど、他のアーティストでは見られない格別なスケールを予告した。
新曲ステージはBTSのデビュー9周年の6月13日21時、公式YouTubeチャンネル「BANGTANTV」を通じて初公開される。彼らは新曲ステージを初めて公開する映像コンテンツ「Proof」Liveを通じて、タイトル曲『Yet To Come』などを歌い、新しいアルバムと新曲を紹介するトークの時間も持つ。
“K-POPキング”の帰還に、全世界の注目が集まっている。
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