SUPER JUNIORが今年下半期に完全体でのカムバックを控えたが、メンバーのカンインとソンミンの名はそこになかった。
所属事務所Label SJは6月3日、「下半期にリリースを予定している9枚目のフルアルバムは、メンバーたちと議論を重ねた末にイトゥク、ヒチョル、イェソン、シンドン、シウォン、ウニョク、ドンヘ、リョウク、キュヒョンの9人体制で制作することに決定した」と明かした。
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Label SJが発表した完全体メンバーの中に、カンインとソンミンの名は見当たらなかった。同事務所は「グループ活動に参加しないカンインとソンミンに関しては、別途の個人活動を通じて今後をお知らせする計画だ」と伝えている。
メンバー最年少のキュヒョンが除隊して久々のアルバムリリースとなるだけに、今回のカムバックに対するE.L.F(SUPER JUNIORのファンの愛称)からの期待は大きなものと予想されていた。しかし、ファンたちは彼らのカムバックを喜ぶどころか、声明文を発表して断固とした立場を示した。
E.L.Fは最近、カムバックの発表を前にカンインとソンミンの脱退を求める声明文を公表した。
「私たちは、所属事務所によるカンインとソンミンの活動中止決定を尊重しており、完全体のカムバックを控えた現在の状況で、2人の脱退可否に関する所属事務所の賢明な返答を待ってきた。
しかし、最近耳にしたニュースは“ウェブドラマ出演によるカンインの復帰”と、“下半期のカムバックに参加するメンバーは未定”との発表だった」
声明文による主張は、さらに続いた。
「私たちは、カンインとソンミンがグループに合流することによって生まれる“SUPER JUNIOR全体のイメージダウン”を懸念している。(本声明文を通じて)これ以上2人の脱退に関する問題を先延ばしにすることは許されず、さらに断固とした措置が必要であるという意見を集めた。
これまで何の対処もない所属事務所に本声明文を提出すると同時に、所属事務所による明確な立場表明が出るまでは、SUPER JUNIOR及びメンバーの活動すべてに対するボイコットを宣言する」
E.L.Fがここまで断固とした態度に出るのは、理由があった。
カンインは過去、数回にわたり飲酒運転、暴力事件への関与といった騒動を巻き起こしてきた。にも関わらず、未だにSUPER JUNIOR所属のアーティストとして芸能活動を続けている。カンインは5月29日、ウェブドラマ『ミレに起きたこと』(原題)のティーザー映像を通じて主人公として登場し、3年ぶりとなる芸能界復帰を知らせた。E.L.Fはこの時点で所属事務所に措置を要求することを決めていたとされる。
ソンミンに対しても、過去の問題がグループ復帰を許されない理由となっている。ソンミンはファンを欺く行為と、ファンを完全にシャットアウトする行為でE.L.Fからの恨みを買った。
2014年12月にミュージカル女優キム・サウンと結婚して議論を巻き起こしたソンミンは、釈明を望むファン声を黙殺したという。2015年までにメンバー全員が入隊を終えなければいけないSUPER JUNIORにとって、その前年となる2014年はかなり重要な時期だったと言える。
このような理由から、ファンは2人がSUPER JUNIORとして活動することに断固とした態度を見せている。今回のカムバックから2人は除外されたが、脱退が決定したわけではない。
E.L.Fによる声明文を受けて、所属事務所がどのような動きを見せるのか。今後の展開には大きな注目が集まっている。
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